安い生地でも「高級感」を出す方法はあるの?
高級感を出すためにはサイズ感にこだわるべし!
スーツの価格と質は、ほぼ比例するため、高額なスーツを着れば高級感が
出るのが一般的です。
しかし安い生地のスーツを選んでも、高級感を出す方法はあります!
次のポイントを意識すれば安い生地でも「この人は他の人と違うな」と
思われるようなスーツコーデに仕上げることが可能です。
★サイズ感
安い生地のスーツで高級感を出すためにはサイズ感にこだわることが最も重要。
逆に高額なスーツを着ていてもサイズが合わないと「だらしない」「安っぽい」
という印象になります。
例えば2万円のジャストサイズのスーツを着ている人と、10万円のサイズの合わない
スーツを着ている人がいるとします。
2人を見比べて「高級感があるな」と感じるのは間違いなく2万円のスーツを
着ている人でしょう。
それくらいサイズ感というのは大事なんですね!
そのため肩やウエストのサイズだけでなく、袖や裾の長さにもとことん
こだわらなければなりません。
スーツを購入する際は、以下のサイズ感を参考にしてフィッティングをしましょう。
★肩…ジャケットのボタンをとめた状態で反対の手で肩を1cmほどつまめる
★ウエスト…ジャケットのボタンをとめた状態で手の平を入れられる
★袖…腕をおろしたときにワイシャツが1cm~1.5cmほど見える
★裾…靴の紐に当たらないくらい(ノークッション・ワンクッション)
肩のサイズは特に重要。
「スーツは肩で着る」という言葉があるように、肩のサイズ感で印象が大きく
変わるのです。
そのためまず肩のサイズをしっかり合わせることは大切です。
ウエストはゆとりを持たせ過ぎるとだらしない印象になるため、よく拳一個分
なんて言いますが、拳ではなく手の平をジャケットにするりと入れられるくらいが
ベスト。
袖と裾の長さは短くても長くても安っぽい印象を与えるため、様々な角度から見たり
手や足を動かしたりしてベストな長さを見つけましょう。
既製の安い生地のスーツを購入する場合は、すべてのパーツを自分のサイズに
合わせるのは難しいです。
しかし上記の4カ所のサイズを合わせるだけでも高級感が出るため、最低でも
上記の4つのサイズにはこだわりましょう。
良い靴を履けば誰もが納得するような高級感が出る!
「靴は人間性をあらわす」と言われるほど、ファッションにおいて靴は重要なアイテム。
特にビジネスの場では最初に靴を見られることが多く、仕事ができる人ほど靴の重要性が
わかっているためTPOに合った高級靴を履いているものです。
そのため安い生地のスーツを選んだとしても、靴は良い靴を選ぶことをおすすめします。
安い生地でもジャストサイズのスーツかつ良い靴を履けば、人目を惹くような高級感を出せます。
「高級感のある人だな」「この人は仕事ができそうだな」と思わせるための靴選びの方法を
以下で見ていきましょう。
★ジャストサイズを選ぶ
★黒の内羽根のストレートチップを選ぶ
★高額な靴を選ぶ
靴もサイズ感が重要です。
サイズの小さい靴を履く人はかなり少ないと思いますが、サイズの大きい靴を履く人は
珍しくありません。
サイズの大きい靴を履くと一部分だけ不自然にへこんで、だらしない印象になります。
また靴の寿命を縮めるというデメリットもあるため、27cmや28cmなどの一般的な
靴のサイズを見て決めるのではなく、実際に靴を履いてサイズを確かめましょう。
カラーは黒を選べば間違いありません。
ダークネイビーなどのダークカラーのスーツに茶色の靴を合わせるのはNG。
足元だけカラーが違うと足が短く見えるからです。
黒の靴を選べば合わせるスーツの色を選ばない上に、縦長効果でスタイルも良く見えます。
デザインは外羽根やプレーントゥなどを選ぶとカジュアル感が強くなるため、ミドル世代の
ビジネスマンは選ばないほうが良いです。
フォーマルな内羽根のストレートチップを選んだ方がいいかもしれません。
ただし良い靴、つまりある程度高額な靴を選ぶことが重要!
安い靴と高い靴とではツヤ感やシルエットがまったく違います。
40代以降の大人の男性には、グッドイヤー製法やハンドソーン・ウェルテッド製法で作られた
イギリス式の靴が良いですね。
伝統的かつ男性的な高級感溢れるシンプルデザインで、スーツコーデ全体を引き締めてくれます。
「良い靴は良い場所に連れて行ってくれる」ということわざを聞いたことがあるでしょうか?
このことわざのように、安い生地のスーツでも良い靴を履けば高級感が出て見た目が変わるだけでなく、
ビジネスにおいても良い変化が現れるかもしれません。