安いスーツは「平面的」って聞いたけど高いスーツじゃないとダメ?
コーデ方法を工夫すれば安いスーツでも立体感を出せる!
一般的に安いスーツはペタッとしていて平面的です。
スーツに立体感を持たせるのに必要な素材や作業にコストをかけられない、
という事も1つの原因かもしれません。
ある程度のスーツであれば、見えないところにまでコストをかけられるため、
立体的な場合も多いです。
「それなら高いスーツを買うしかないのか…」と思うかもしれませんが、
安いスーツでもコーデ方法を工夫すれば平面的なコーデになるのを回避できます。
例えば次のスーツを使ったコーデは、誰でもすぐに取り入れられるためおすすめです。
★スリーピーススーツ
スリーピーススーツを身につけるだけで、平面的なコーデから立体感のある
コーデになります。
重ね着をすると視覚効果で立体的に見えるため、安いスーツでも立体感と
こなれ感が出るのです。
いつものツーピーススーツでも次のポイントを意識してコーデをすれば、
平面的なコーデではなくなります。
★ラペルをふんわりさせる
★大きめの柄のネクタイを選ぶ、スーツ+ワイシャツと違うカラーのネクタイを選ぶ
一般的に安いスーツのラペルは平面的ですが、アイロンがけをすればふんわりします。
必ずスチームアイロンを使い、ラペルの裏側にアイロンを当てましょう。
ポイントは、折り返し部分にのみアイロンを当てることですね。
「本当に安いスーツなのだろうか?」と思うほどラペルが立体的になってある程度、
高級感が出ます。
平面的なスーツコーデに見られないためには、カラーの組み合わせ方も重要です。
例えばネイビーのスーツと白いワイシャツのシンプルなコーデには、大きめの柄が
入ったネクタイを合わせることも1つの手です。
小さい水玉模様のネクタイよりも大きい水玉模様のネクタイのほうが、ネクタイの
主張は強くなることがわかりますよね。
但し、ビジネスシーンではあまりにも大きい水玉模様の場合であると、逆に
カジュアルっぽくなるため、小さいドット柄の方がいいかもしれません。
スーツとワイシャツを同系色でまとめるのならば、真逆のカラーのネクタイを
合わせてみるのも1つの手です。
例えばネイビーのスーツと薄いブルーのワイシャツには、プラムカラーのネクタイを
合わせれば、やはりネクタイのインパクトが強くなって立体感が出ます。
上半身に小物を取り入れれば平面的なコーデが劇的に変わる!
安いスーツでもコーデ方法を工夫するだけで平面的な印象になるのを防げますが、
さらに小物を使えば印象は劇的に変わります。
ビジネスシーンで最も取り入れやすいのが次のアイテムです。
★ネクタイピン
使うのは高いネクタイピンでなくても大丈夫。
ネクタイの幅と同じ長さのネクタイピンを選び、次のポイントを意識してネクタイピンを
つけることが大事です。
★ワイシャツの第3ボタンの少し下につける
★ネクタイの結び目を少し持ち上げた状態でつける
ネクタイピンはジャケットの第1ボタンの少し上につけるのが一般的です。
しかしワイシャツの第3ボタンの少し下につけたほうが、ネクタイピンのインパクトは
強くなります。
つまり平面的なVゾーンではなくなるのです。
よりVゾーンの立体感をアップさせるためには、ネクタイがふんわり見えるように
ネクタイピンをつけることが重要!
(但し、3ピーススーツの場合はこの限りではない!)
ネクタイの結び目を少しだけ持ち上げながらネクタイピンをつければ、立体感が出て
貫禄のある印象になります。
食事会などのカジュアルなシーンや結婚式などのフォーマルなシーンには、
次のアイテムが役立ちます。
★ポケットチーフ
ポケットチーフを入れると一段と立体感が増します。
さらに高いスーツを着ているような華やかさとエレガントさもプラスされます。
カジュアルなシーンにはリネン素材を、フォーマルなシーンにはシルク素材を選びましょう。
ポケットチーフ初心者でも、ネクタイもしくはワイシャツと同じカラーのポケットチーフを
選べば失敗しません。
さらにポケットチーフをパフのようにふんわりさせればより立体感が出ます。
ただし少し難易度が高いため、はじめはスクエア型に折り畳んでポケットチーフに慣れると
良いかもしれません。
スーツのコーデ方法を工夫して少し小物を取り入れれば、100%平面的なコーデにはなりません。
高いスーツのような圧倒的な存在感は出せませんが、安いスーツでも「こなれ感のある人」
という印象は与えられます。