Blogブログ

最新情報をブログにてお届けいたします。

夏でもウール素材のスーツって着れるんですか?

ルナ
ルナ
ウール生地のスーツって冬だけかと思ってた!
いやいや、夏でもウール生地のスーツってあるんだよ
情熱フィッター@ヒデキ
情熱フィッター@ヒデキ
ルナ
ルナ
えっーそうなんだ!
それを今から詳しくお伝えしていくね
情熱フィッター@ヒデキ
情熱フィッター@ヒデキ

このように、あなたも、
ウール(羊毛)は冬の生地だと
思っていませんでしたか?


サマーウールと冬ウールの違いとは?

ウールには、冬用に織られたウールと
夏用に織られたウール
があります。

ウールの糸って羊毛を撚りながら紡いで
つくられていて、サマーウールはこの時の
撚り方が、冬用ウールよりも強く細く
撚ってあるんですね。

またその細い糸を薄く平織りにする
ことによって、通気性の良さを確保し
つつ、シャリっとした清涼感のある
肌触りとなるんです。

ウールの特性は、
「断熱」「保温」×「通気性」
冬は体温より寒い外気から遮断。

夏は体温より高い外気から遮断。

つまり、なるべく体温に近い温度を
キープしてくれるのに湿気などは逃す
という感じなんですね!

(透湿性(吸湿性+発散性)が非常に高い)

ここで1つ目の重要なポイント!

裏地にポリエステルを使うと、
通気性が悪くなる場合もあるので、
その場合、裏地の仕様や選びは重要
になる!

特に日本は高温多湿なので、
夏場は裏地を背抜き仕様にするという
選択肢
もあります。

(本来、スーツは季節を問わず「総裏
 が基本※生地を守るため)

本来の裏地の役目とは?

裏地は本来、見せびらかす
ものではありません!

そもそも裏地は、湿気や汚れ、
痛みから表地を守り、着る時や動く
時の摩擦を軽減し、滑りを良くする
ため
に付けられているもの。

つまり、気温や季節とは別の役割を
果たしているという事なんですね!

2つ目の重要なポイント!

サマーウール」だと謳っていても、
化繊が多く混ざっているものもある
ので、ここは注意が必要!

化繊が多く混ざっていると、熱と
湿気がこもる感じがあるという事!

サマーウール最大の魅力とは?

常にサラサラとしていて肌離れが
良いこと。

例えば、夏にコットンのTシャツを
着ていて、汗をかくとベタベタして
気持ち悪いっていう経験、誰もが
あると思うんですが、サマーウール
ならサラッとした肌離れの良い着心地
がずっと続く、という感じです。

着心地だけではない!

サマーウールの良いところは着心地
だけではなくて、見た目にも涼しげで
大人っぽさも兼ね備えている
っていう
ところも大きな魅力ですね。

下記からはスーツに使われている主な
生地についてお伝えいたします。

スーツに使われているウールの主な生地【完全保存版】

ウールの基本性能【重要】

◆スーツ生地として最適

◆夏は涼しく冬は暖かい

◆吸湿性、通気性が良い

◆服として成形しやすい

◆アイロンで動きを付けやすい

◆高~低番手まで表現可能

【フランネル】ウール生地

ウールをフェルト状にして、
起毛させた秋冬における定番生地。

白毛が混じるのが一般的な特徴で、
見た目も温かい。

【フレスコ】ウール生地

強撚糸を用い、打ち込み本数を
抑えて織り上げた目の粗い生地。

ハリコシがあり、通気性が高い
春夏の定番生地。

【トロピカル】ウール生地

その名の通り、夏生地における代表格。

平織で目を粗くすることで、
通気性を高めた清涼感ある風合いが
主な特徴。

【ツイル&ツイード】ウール生地

◆ツイル

一般に縦糸の生地目が斜めの稜線を
描く、綾織り生地を指す。

ギャバジンで知られるように、
耐久性に優れる。

◆ツイード

厳密には手紡績した糸を使い、
縦糸2本、横糸2本で綾織りしたものが
王道となる。

スコットランドなどの特産。

【バラシア】ウール生地

切れ切れの短い畝が表面に現れる
梳毛生地。

さらりとした風合いは季節を問わず、
ゆえにフォーマルなどで重宝。

【モヘア】ウール生地

アンゴラ山羊の毛で、繊維が太く
長いのが特徴。

ハリコシと艶があり、吸湿性に
優れるので主に夏生地によく使われる。

【ウールシルク】ウール生地

シルクをブレンドすることで、美しい
光沢とよりしなやかな生地感に。

強度を増すためにウール糸に巻く場合も。

関連記事