スーツはクリーニングに出さない!そんな方法あるとしたら知りたくないですか?
多くの人はクリーニングに出せばキレイに
なると、思っているかもしれませんが、実は
そうではない場合がある。
それはなぜなのか?
今回はその意味を誰でも簡単に理解できる
ように、分かりやすくお伝えしていきます!
目次
スーツのクリーニングの種類について!
【まずは、知っておくべき事!】
スーツのクリーニングには、
ドライクリーニングとウェットクリーニング
の2種類がある。
ドライとウェットの違いは
有機溶剤(石油のようなもの)で洗うか、
水で洗うか。
その洗剤の違いによって、落とせる汚れも
仕上がりも変わります。
スーツの汚れの状態で決める!
クリーニングで失敗しないためには、
油汚れか水溶性の汚れか、このどちらの
汚れを落としたいのかをまず決める。
油汚れはマヨネーズ・口紅・チョコレート
などの汚れ、水溶性の汚れは「汗」
「ジュース」「しょうゆ」などの食べ物の
汚れ。
何が原因の汚れかを把握し、
ドライクリーニングとウェットクリーニング
(汗抜きコース)を使い分けるのがポイント。
ドライクリーニングとは?
【有機溶剤で油汚れを落とす】
ドライクリーニングはウール(素材)など、
洗濯できない素材を、有機溶剤(石油系の油)
を使用して洗浄し汚れを落とすクリーニング方法。
有機溶剤は油汚れを落とすのに向いていますが、
食べ物や汗などの水溶性の汚れは取れません。
ドライクリーニング【メリット・デメリット】
ウールは羊の毛、油分がたっぷりと
含まれている。
この油分が入っている事によって天然の
撥水効果、そして汚れなどを受け付けない
メリットがある一方、
ドライクリーニングの出しすぎは、
有機溶剤(石油系の油)がウールの繊維内
にある油分まで溶かし落としてしまいます。
※1回や2回、出しただけでは極端な変わりは
ないが、ただ、出し過ぎると生地の艶が
なくなり、風合いが変わり、痩せてくる
場合もあるので注意が必要となる!
ウェットクリーニングとは?
【水で汗と食べ物汚れを落とす】
通常水洗い出来ないものを、色落ちや
型崩れを起こさずに水を使用して洗う
クリーニング方法。
食べ物によるシミや夏場の汗など、
水溶性の汚れを落としたい場合に
向いています。
家庭で行う洗濯とは異なり、
クリーニング店の専門的な知識・技術を
駆使して実施されるクリーニング方法。
ウェットクリーニング【メリット・デメリット】
ウェットクリーニングは、汗などの臭いが
気になる水溶性の汚れが落とせて、さっぱり
した仕上がりに。
また、高い技術が必要なため、費用が高く、
仕上がり納期に時間がかかる場合があります。
スーツはクリーニングに出さない理由!
※クリーニングに全く出さないという事では
ありません!
シーズンに1回出すか、出さないかが私自身の
対処方法なんですが、ブラッシングは絶対に
欠かせません!
食べこぼしやシミがついた場合は別ですが、
基本的に私の場合はクリーニングに出す必要が
ないというのが前提です。
ただ大量の汗をかいた時などの対処法が
ガーメントスチーマー、これを正しく使えば、
汚れや臭いを落としてくれるから便利ですね!
今のところは!!(私は下記を使ってます!)
※ガーメントスチーマーはメーカーによって
変わります!
スーツクリーニングは1シーズンに1回が目安
スーツをクリーニングに出す頻度は基本的に
1シーズン(3ヶ月)に1回程度が目安。
頻繁なクリーニングは逆にスーツを痛めて
しまうため、目立つ汚れや臭いが付いた時
以外は上記の回数に押さえておく方がいい
場合がある。
スーツをクリーニングに出すタイミング
タイミングは「長期間しまう前」が
1つの目安。
なぜなら、人間の皮脂や汗を吸収した
まま長期間保管すると虫に食われて
しまうため、クリーニングに出すことで
防止しておきましょう。
クリーニング後は①ビニールシートを
取る②太めのハンガーにかける③高温多湿、
直射日光を避けた場所に吊るす、
上記のように保管することで、より生地を
長持ちさせられます。
覚えておきたいクリーニングの基礎知識
自分でできるクリーニング
つい、うっかりシミを作って
しまったり、雨の日に泥ハネを
受けた場合には、早急な対応が
必要です。
そんな時にやり方さえ知っていれば、
手早く自分で対処する事ができます。
知っているつもりで何気なく行なって
いる毎日の洗濯も、ここで一度確認
しておきたいところ。
自分でできるクリーニングを知って
おくことは、専門のクリーニング店と
上手に付き合うことにもつながります。
シャツはある意味消耗品!自宅で洗濯する
クリーニング店に出すと、プレスや
ノリで生地が傷みやすくなります。
長持ちさせたいなら、極力自分で洗濯
するよう心掛ける事も大切です。
洗濯機にそのまま放り込む前に、
ボタンは全て留め、裏返しにして
ネットに入れる。
汚れが付きやすい周りやカフスを外側に
して畳み、弱水流で洗うことがポイント。
このひと手間で生地を極力傷めず、
汚れの落ち具合を格段にあげることが
できます。
◆シミ抜き
シミを落とすポイントは、とにかく
すぐに対処すること。
シミの種類は大きく、水溶性、油溶性、
不溶性の3つに分かれる。
種類に応じた効果的な処置をする事です。
①シミのついた側にタオルを敷き、
裏側から洗剤液を浸した布地でたたく。
②霧吹きでシミ部分に水を吹きかけ、
洗削液の輪ジミをぼかす。
シミの種類とその対処法
●水溶性
しょうゆ、コーヒー、ジュース、酒類、
血液、紅茶、ワイン、果汁、インク
↓ ↓ ↓ ↓
水を染み込ませてたたき出す。
落ちない場合は漂白剤を使用。
●油溶性
口紅、ファンデーション、チョコレート、
ボールペン、油、衿あか、カレー、
ドレッシング、ミートソース、肉のタレ
↓ ↓ ↓ ↓
洗濯洗剤または有機溶剤を使用。
落ちない場合は、漂白剤を使用。
●不溶性
泥、土、墨、鉄さび、ガム、鉛筆
↓ ↓ ↓ ↓
物理的方法で落とす。
◆【Point!】パンツに泥ハネがついてしまったら
まず乾いた状態の時に、絞ったタオルで
たたき出す。擦るのは厳禁。
シミになった部分は、霧吹きでぼかしながら
シミ抜きをする。
プロにまかせるクリーニングについて!
大切なスーツだからといって、頻繁に
クリーニング店に出せばいいというもの
ではありません。
店では強力な洗剤やアイロンを使うため、
生地にダメージを与えてしまいます。
長持ちさせるためにも、店に出すのは
シーズンに一度か二度がベター。
また、自分ではなかなか落とせない汚れや
シミは、時間が経過するほど落ちにくく
なるため、早めに持ちこむことが肝心です。
良いクリーニング店を見極めるコツは?
初めて行くクリーニング店には、まず
シャツを持っていくとよいですよ。
仕上がりはノリをかけずにハンガー掛けで
リクエストし、戻って来たらまず袖を
チェックしよう。
プリーツが揃っているか、カフのロールには
適度なボリュームがあるかがポイント。
袖をいかに丁寧に仕上げているかで、
クリーニング店の技術を見極めることが
出来ます(ここ重要!)
◆洗濯表示の意味を知ろう
衣類の裏地に付いているタグには、
日本工業規格により規定された繊維製品の
取り扱いに関する表示記号が記されている。
この記号は、洗い方やアイロンの掛け方、
干し方など6種類から構成され、製品が
どのようなケアをしなければならないのかを
判断することができます。
知っているようで知らない洗濯表示について
いま一度おさらいし、自身のケアを見直して
みましょう。
※【特記事項】
タグには以下の4点の表記が法律で
義務付けられている。
1.取り扱いの洗濯表示
2.繊維の素材名と混紡率
3.取り扱い注意事項などの付記用語
4.電話番号などの表示者情報