ワイシャツの生地の種類と柄について【シャツ選びに役立つ】
ワイシャツ、カッターシャツ、
ドレスシャツ、これってどう
違うの?
っていう相談をよく受けるの
ですが、結論、これは全て同じ
と考えてよいです。
ただシャツにもフォーマル度が
高いシャツからカジュアル寄りな
シャツがある事は確かなんですね。
今回は一番フォーマル度が高い
シャツからカジュアル寄りなシャツ
についての情報もお伝えしていき
ます。
この情報がなぜ必要なのか?
それはシャツの選び方に対して、
選ぶ基準が分かるからなんですね。
いつも紳士服店で、そんなことは
全く気にすることなく選んでいた、
また、店員さんに任せっきりだった、
という方も少なくないと思います。
ただそれはそれでいいかもしれま
せんが、やはり大人スーツやシャツ
を着こなしていく上では、やはり
ここでお伝えしていく事はとても
大切な部分になりますので、是非、
マスターしてください。
ここでお伝えする事を知ってるか、
知らないかで、大きな差が付きます。
それでは以下より、まずは
ワイシャツの生地のと番手について
お伝えしていきます。
目次
ワイシャツの生地(番手について)
番手とは、生地のもととなる「糸」
の太さを表す数字(単位)のこと。
番手が大きくなるほど糸は細くなり、
生地が柔らかく薄くなるため、
風合いや肌ざわりのいい生地ができる。
一方、番手が小さい糸で織りあげた
生地は、透けにくい、丈夫といった
魅力がある。
ドレスシャツは50~120番手、
カジュアルシャツは40~80番手が主流。
ワイシャツの生地(織り方)の種類
【生地の種類】
「ブロード」「オックスフォード」
「ツイル」「ヘンリーボーン」
【柄の種類】
「ロンドンストライプ」「ペンシルストライプ」
「チョークストライプ」「ウインドウペン」
「ギンガムチェック」「グラフチェック」
それでは以下よりまずは一般的に
よく使われている代表的なワイシャツの
生地について画像より分かりやすくお伝え
いたします。
ワイシャツの柄の種類
シャツの素材によるフォーマル度
今までスーツの下に着るワイシャツの
生地については、それほど気にされた
事のない方、
また、あまりよく分からない方など
いらっしゃると思います。
ただ先にお伝えすると、どれも一緒
ではありませんが、どれも一緒って
思っている人も実は少なくありません。
というのも、シャツの素材によって
基本の格が決まるっているという事
なんですね。
それでは以下よりその事について
お伝えしたいと思います。
シャツの生地によって印象が変わる!
ビジネスシーンでは、スーツの下に
着るワイシャツは白かサックスブルー
が一般的ですが、
シャツはシャツでも、生地の織に
よって印象が大きく変わります。
「シーン別にシャツを選択する!」
シチュエーションごとに適切な織の
シャツを選択する事が大切です。
一番フォーマル度が高いシャツの素材?
ブロード生地は、一番フォーマル度が
高く、フラットな平織で、美しい光沢が
主な特徴です。
次にフォーマル度が高いシャツの素材?
次に細い100番手ほどの糸を使用した
「ロイヤルオックスフォード」
上品な光沢感で、程よいドレス感を
演出してくれるのが主な特徴。
カジュアル寄りなシャツの素材!
そして綾織の「ツイル」は、柔らかい
着心地が主な特徴。
ツイルの素材はカジュアル寄り度が
増す素材になります。
最もかカジュアル寄りなシャツの素材!
オックスフォードの素材は、斜子織り
とも呼ばれ、目の粗い生地となります。
主にボタンダウンシャツなど、
カジュアル度の高いシャツに用いられる
事が多いです。
まとめます、まず「ブロード」
「ロイヤルオックスフォード」は
よりドレス向けになり、ビジネスシーン
などのシーンでは最も相応しいシャツの
素材となります。
また「ツイル」「オックスフォード」の
素材に関しては、よりカジュアル向けに
なります。
スーツよりもまずシャツから選ぶんです!その理由は?
ビジネススタイルの基本はスーツ、
ですけど、
結論から言うと、正しいスーツを
選ぶためには、正しいサイズのシャツを
着ていることが大前提なんです!
最初に揃えるのはシャツの理由?
先ず、スーツスタイルの着こなしの
基本は、上着の両袖口、衿の後ろ、
この3か所から同じ幅だけシャツが
見えることが基本です(画像参照)
これはスーツに関しての着こなしの
ルールであり、流行とは全く変わら
ない事実となる。
基本シャツは何枚揃えればいい?
ビジネスで、1週間シャツを無理なく
ローテーションするためには、最低
6枚が理想。
●白の無地シャツ:3枚
●サックスブルーの無地シャツ:2枚
●ストライプシャツ:1枚
基本シャツはこの6枚。
ワイシャツのコーディネートに変化をつけるため!
基本は白の無地、またサックスブルーは
離れている時は白にみえるほど薄いブルー。
その程度の濃さのブルーがスーツには合わせ
やすい。
ストライプは白をベースに、細いブルーの
ストライプ、ペンシルストライプあたりが
おススメ。
マルチカラーのストライプや太めのロンドン
ストライプなどは、7着目以降にセレクト。
白6枚だけでもOK!
めんどくさいと思う人は、白6枚だけ
でもOK◎
大人スーツの着こなしは、最低限の
アイテムで悩まずにセンス良く着こ
なしができるかどうかがポイント。
シャツの襟型とスーツを着た時のキレイな納まり方法!
最も一般的なのは襟先の開きの角度が
80~90度に開いたレギュラーカラー。
ジャケットとシャツを着用する際のルール
として、スーツの襟とシャツの襟の間に
隙間ができるのは美しい着こなしではない。
昨今は襟先の開きが90~110度ほどの
セミワイドカラーシャツが最もジャケットの
バランスを考慮すると美しく見える。
その理由は、シャツのセミワイドカラーと
ジャケットのゴージラインが平行になるから。
ジャケット、シャツ、ネクタイの3つ幅が
同じになるバランスが非常に美しいポイント。
スーツの着こなしで、このVゾーンは
相手からして、最初に目が行くところ
なので、要はココを、意識してるか
してないか、でかなり差が付きます!
シャツの表前立と裏前立てに目を向けてみる!
「表前立て」と「裏前立て」
シャツを正面から見てみると、ボタンを
留める穴がある、襟から裾までの部分に
使った身頃とは別の布を「前立て」と言う。
前立てがあるシャツと前立てがないシャツ
に分かれるが、前立ては補強を目的とする。
見た目にはカジュアルな印象を与える
「表前立て」それに対して「前立て」が
裏側についた構造のシャツを「裏前立て」
と言う。
つまり、前立てが裏になっている裏前立て
の方がよりドレッシーな印象となるが、
実際にはタイで隠れるためその違いは、
人目には気がつきにくいが、さりげない
違いが印象を変えることを覚えておきたい
ところとなる。
本物のスーツの着こなしが分かっている人ほど胸ポケットナシに拘る理由!
そもそも日本と欧米では、
ワイシャツ(ドレスシャツ)の文化の
違いがあります。
まず、その前に、冒頭でもお伝えしま
したが「ドレスシャツ=ワイシャツ」
つまり、ワイシャツ、ドレスシャツ、
カッターシャツ、これらは呼び名が
違うが、全て「同じ」になります。
話はそれましたが、話をもとに戻し
ますが、欧米ではワイシャツは下着
扱いされているんです。
あと、ワイシャツの胸ポケット、
実はこれも欧米では殆ど見かける事は
ありませんし、
そもそもビジネスシーンでワイシャツ
に胸ポケット付きのシャツなんかで
ビジネスをしている人はまずいません。
下記よりその理由についてお伝えして
いきます。
そもそもワイシャツとは下着?
ドレスシャツ文化の発祥地、
ヨーロッパでは、ワイシャツは
下着として実際に扱われています。
日本では胸ポケットはあたりまえ?
日本のワイシャツには胸ポケがついて
いるものが多いが、シャツは下着と
いう価値観がある欧米では理解されて
いない事も…
ただ、欧米にもポケットの付いた
デザインのシャツはありますが、
カジュアル的なシャツと見られ、
ビジネスシーンには不向きと言われて
いる事から、ビジネスシーンでは
胸にポケットが付いたシャツは着ない
という事なんですね。
もう1つの欧米にはない文化について!
ワイシャツの下に下着を着る事は
日本では一般的な事ですが、欧米では
あまり見かける事がないです。
高温多湿な日本の気候では、夏場は
下着を身に着けていないと汗をかいて
しまうという意味ではワイシャツの下に
着る下着は必須アイテムかもしれません。
ただその場合、どんな下着がいいのか?
色柄ものでは無く、肌色に近い
下着の着用がベストです(画像参考)
基本、ワイシャツのインナーは見えない、
透けないが鉄則です!