スーツの発祥地とトラッドスタイルについて!
オーダーとは言うまでもなくお客様との対話からつくりあげていくもの!
オーダー住宅(注文住宅)ならライフスタイルに合わせて…
オーダー家具なら部屋に合わせて…
オーダーカーテンなら部屋の雰囲気に合わせて…
オーダーカクテルなら自分の好みに合わせて…
そして、オーダースーツなら身体に合わせて…
元から答えは無く、接客する者が作り上げるものです。
普段何気に着ているスーツ、ところでこのスーツの発祥地って
どこかご存じですか?
スーツの発祥は19世紀の英国(イギリス)
男性の姿を美しく魅せるための衣服として200年もの間、
磨き上げられ、そして発展してきました。
英国紳士服の聖地「サヴィル・ロウ」
ロンドンの由緒あるオーダーメイド、高級紳士服店(仕立て屋)が集中して
いることで有名な「サヴィル・ロウ」
その舞台となったのが大ヒット映画「Kingsman(キングスマン)」シリーズと、
「サヴィル・ロウ」にある創業1849年の名門テーラーHUNTSMAN(ハンツマン)
「Kingsman(キングスマン)」これ、仕立屋がスパイ活動するアクション映画
なんですが、
その撮影されたところ、ロケ地が本拠地のスーツ屋さんです。
話は変わりますが、この日本ではスーツの事を「背広(せびろ)」っていう
こともありますよね?
日本語でビジネススーツを表す「背広」は、サヴィル・ロウが語源とも
言われているんですね。
サヴィル・ロウ ⇒ サビルロー ⇒ せびろ ⇒ 背広っていう感じですね?
スーツのスタイルは大きく分けて3つあります!
「ブリティッシュスタイル」
(ブリティッシュトラッド)
「イタリアンスタイル」
(クラシコイタリア)
「アメリカンスタイル」
(アメリカントラッド)
と、このように3つあるわけです。
まずブリティッシュスタイルは、イギリス(英国)
イタリアンスタイルは、そのままで、イタリア、
そしてアメリカンスタイルは、アメリカ、
日本のブランドの服も何かしらこの3つの国から大きな影響を受けています。
おもな違いは、歴史や文化的な背景からくるものですが、
例えばスーツやジャケット!
ビジネスで着る服の基本はトラッドにあります。
これら、各店頭で販売されているスーツやジャケットといったドレスアイテムの源流は、
イギリス、イタリア、アメリカの古くからあるトラッドスタイルなんです!
なので私なんかがヒアリングをする場合、どんなスーツを着るのか?の前に、
「自分がどうありたいか?」「自分自身をどのように見せていきたいか?」
など、細かくヒアリングさせて頂きます。
方向性、スタイル、素材、カラー、シルエット…
そして、お立場やご年齢、どんなシーンでお召しになるか…etc
例えばイタリア人的な服の考え方は、セクシーでエレガント、
要するに自分を装い、異性の関心を引くためという服の考え方があります。
スーツの発祥地である英国(イギリス)だったら古くから英国王室を頂点とする
貴族文化が根付いてい事から他者への礼節のために装う、
アメリカは一般階級、労働階級という事から、実用性、合理性、耐久性といった
感じでしょうか。
まとめると、イギリスの服に対するテイストはドレッシーでエレガント、与える
イメージは、品があり真面目に見え、知的を感じさせる、
イタリアの服に対するテイストは、セクシーでエレガント、与えるイメージは、
色気があり、洗練させて見える事を重視、またモテたい、センス良く見られたい、
アメリカの服に対するテイストは、カジュアルで機能的、与えるイメージは、
長く着たい、服で自己主張をあまりしない、
といったところです!
日本は、どちらかというと圧倒的にイタリアの服が好まれています。
イギリス人は男性も女性も体が大きくてガッチリタイプが多く、一方で、
イタリア人はヨーロッパの中でも比較的小柄で、どちらかというと日本人の体型に
近いと言われています!
それがイタリアの服を着たときのフィット感や着心地の軽さにつながっていると
言えそうです。