大人スーツの装いとは言えないNGスタイルと基準【保存版】
スーツの装いには大きく
分けると、2つあります。
「大人スーツの着こなし」
「若者スーツの着こなし」
これは私自身が今まで男性の
あらゆるスーツの着こなし方を
見てきたうえでの造語です。
やはり大人なスーツの着こなし
方には各ディティールの仕様や
シャツ、革靴、靴下、また
アイテムなど、大人が選ぶ
ポイントがあるんですね。
今回はその部分について分かり
やすくお伝えしていきます。
まずは以下より大人スーツと
若者スーツについて解説して
行きます。
目次
大人スーツと若者スーツの違い!
実はオシャレとは言えない、これって実はダサかったんだ!
【1 装飾のあるシャツ?】
襟が二重になっていたり、襟や袖の
ステッチに色がついている。
また、袖(カフス)の裏側が柄に
なっていたり、ボタンやボタンホール
に色がついている。
これは特にビジネスシーンで大人が
着るシャツではありません。
装飾のあるシャツはなぜダサい?
大人っぽい着こなしは難しく、
装飾と色数が増え、洋装のルール
からも外れ、着こなし全体が
「うるさい」「子どもっぽい」
印象になるためビジネスシーン
には向かない。
【2 糸色を変える?】
袖口の切羽の糸色を一つだけ変え
たり、フラワーホールの糸色を
目立つのも同様。
カジュアルに着る分にはある意味
いいが、ビジネスシーンでは、
軽く見られる場合もあるという事は
覚えておきたいところ。
糸色を変えたらなぜダサい?
ビジネスで着る服の基本は
トラッドにある。
こういうお洒落の仕方はトラッド
ではないという事。
モードブランド的なファッションと
なる事から、カジュアルな着こなし
ならいいかもしれない…
※トラッドとは?
トラディショナル(traditional)の
略で「伝統」のこと
流行(トレンド)に左右されることの
ないという意味を持つ
トラッドスタイルは英国紳士の
コーデが基とされる伝統的な服装で、
いつの時代も着られるオーソドックス
なスタイルを指す。
【3 ベルトが見える?】
ベストを着た状態からベルトや
ベルトののバックルが見えている
ベルトが見えたらなぜダサい?
着丈の目安は、パンツのベルトループ
が隠れるくらいの長さが基本。
後ろのベルトが見えたり、前のバックル
が見える事は基本NG
但しここ数年股上が浅い傾向にあった
事がその理由の1つ。
ただし現在は深めになってきている。
自己主張ディテールが悪いわけではないが…
特にオーダーの場合、自身のスーツが
オーダーである事や、こだわりを
アピールするために「自己主張ディテール」
になりがち基本的な知識やルール、
着こなしを知った上で応用を…
まとめると、
◆ビジネスで着るシャツには、余計な装飾を
施したり奇をてらう必要はない。
◆長く着ることになりそうな服への自己主張
ディテールを入れる際には、後先を考える。
◆ベストの着丈の長さには股上が浅い、深い
が関係してくるのでそこは押さえておく。
【続】これも実はダサい!
先の尖ったシューズ(革靴)
トンガリシューズは女性からのNG
意見が多い代表的なアイテム。
尖った靴先は相手に攻撃的な印象を
与えてしまう。
靴だけが大きく見えるため、全体的に
見たとき、バランスが悪くなる。
この他、以下の画像も確認を!
白色の靴下&座って素肌が見える丈はNG
全てのポケットに物が入っている
シルエットが崩れてしまったり、
生地が伸びて痛んでしまったりと、
結論、ダサく見えてしまいます。
スーツのベストにジーンズ
ビジネスライクなベストを私服で
使うベストが全てNGなのではなく、
ビジネス用に見えるベストを私服で
使うのはダサいということです。
スーツのジャケットにデニム
そもそも生地感の違いがあり、
着丈の長さも多少違いがある。
シャツがダサい&高い襟…
スーツ男子が身に着ける最大の
残念アイテムの1つが、ゴチャ
ゴチャしたデザイン、柄のシャツ。
もう1つは首元にボタンが2つあり、
襟が高くなるデザインのシャツ。
残念スーツ男子は基本的に「基本」
を無視する方も少なくありません!
インナーが見える!しかも色物…ヤバ(透けて見えるのもNG)
シャツのインナーは無地の肌着
(日本では)が基本。
白シャツにインナーの色や柄が
見えるほど、ダサいことはありません。
スーツ姿にローファーは、あり?なし?
ローファーとは?
ローファーとは、足の甲の部分にU字型
パーツのが縫い付けられ、その上に飾り
帯状の革がついた、紐なしタイプの靴。
ローファーは英語で「loafers」、
怠け者という意味。靴紐をいちいち結ぶ
必要がなく、簡単に履いたり脱いだりで
きるのが、名称由来との考えられています。
ビジネスシーンでは?
時々ローファーを履いている人を
見かけるが、正式なビジネスシーンで
履く靴としては不向き。
なぜなら、見た目も落ち着いているので、
一見、問題ないと思う向きもあるが、
ローファーはカジュアルシューズに
分類され、基本的にはビジネスシーン
で履く靴ではないからなんですね。
なので、スーツスタイルに足元だけが
カジュアルなローファーだと、
どうしてもチグハグな印象を与えてしま
います。
中学・高校の時には学生服にローファー
を履いた人も多いでしょう。
ビジネスシーンでローファーを履く人は、
その頃からの習慣を引きずっているかも
しれませんが、繰り返します、大人の
ビジネススタイルでローファーはNGです。
紐もベルトもついていない靴の事を?
総称して「スリッポン」と言う。
英語で「slip-ons」その名の通り、
スリッパのように足を滑らして、
サッと履けるのが特徴。
ビジネスシーンでの靴は?
デザインと色の観点から選ぶ。
間違いのないデザインは、つま先に
横線が入ったストレートチップと、
つま先に鳥の翼のような装飾のある
ウイングチップ。
そしてシンプルなプレーントゥの3種類。
(ベルトの付いたモンクストラップも、
ビジネスシーンに適した靴)
スーツスタイルであり得ないバッグ?
持ち手が2本でレザー製の洗練された
ビジネスバッグを手に持つ人と、ショルダー
ベルトの付いたバッグを肩にかけて持ち
歩く人もいる。
また、リュックだと両手が自由に使えて
ノートPCなどを入れても楽に持ち運べて
便利かもしれませんが…実は…機能性を
優先にしている方が多い!
ただ結論、スーツスタイルにはリュック、
そして肩からかけるショルダーバッグはNG。
なぜなら、それはいずれも肩の部分に
負担がかかるという事。
負担がかかるという事は、ジャケットが
型崩れする懸念があるという事です。
あとは見た目です!この辺は第六感的な
感覚も1つの理由としてあるが、これを
感覚的に分かっている人は、リュックや
ショルダーバッグは普通に使用する事は
ありません?(ないと思いますが…)
では、どのようなバッグを選ぶべきか?
バッグ選びで気を付ける事、それは素材と
デザイン、そして色。
正式なスーツスタイルでも、革のビジネス
バッグが昔からの定番であり、スーツ
スタイルとの相性もとてもよい。
統一感がでて、フォーマル度も高く
なるため、カッチリとした場面ではいいです。
また、バッグの色については、靴やベルトと
合わせると統一感が出やすくなります。
ちなみに、靴とベルトの色は黒とダーク
ブラウンが一般的。
それにバッグの色も合わせると統一感が
でます。
さらにこれプラス、時計のバンドも意識
して合わせる事で、より統一感が増します!
大切なのはスーツやほかのアイテムとの
統一感。
あなたのスーツスタイルのフォーマル度
合いに応じて、適切なバッグを選ぶ事です。
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ビジネスシーンでスーツにダウンジャケット?
ビジネスシーンでも寒くなると、
ダウンジャケットを着用する人も
少なくありませんが、注意が必要。
結論から言うとスーツスタイルに
合わせるものではないという事です。
なぜなら…
ダウンジャケットの主な素材について?
ダウンジャケットの主な素材は
ナイロンなどの合成繊維。
元々は登山やアウトドアで用いる
アイテムで、スーツスタイルに
合わせるものではないという事なん
ですね。
分かる人が見れば分かる!
例えば、ビジネスシーンなどで、
相手がスーツスタイルのルールに詳しい
ようだと快くは思わないでしょう。
イタリア人を見てみると?
確かに欧州などでも、イタリア人が
スーツ姿にダウンジャケットを羽織って
いる様子を見かけますが、あれはあくまで
お洒落を楽しむうえでの「はずし」の
テクニック。
上級者向けの着こなしとなります。
(第六感)
やっぱりスーツにはコート!
では、どのようなコートを選べば
いいのか?
スーツスタイルに合わせるといい
コートは3種類。
「チェスターフィールドコート」
「ステンカラーコート」
「トレンチコート」
チェスターフィールドコート
最も格調の高いフォーマルなコート。
スーツの上着の着丈を長くしたような
シルエットで、大きなVゾーンがある
のが特徴。
トレンチコート
もともと英陸軍が用いた防雨外套で、
トレンチとは「塹壕」の意味。
ボタンが2列あり、ウエストの位置に
あるベルトを締めるタイプのコート。
初心者にはステンカラーコート?
チェスターフィールドコートの場合は、
Vゾーンをどう見せるか考慮する必要が
あり、トレンチコートの場合、ベルトの
扱い方に少しテクニックが必要になる。
この2種類は初心者にとって少しハードル
が高いかもしれない。
かなりフォーマルな場面でなければ、
簡単に着こなせるステンカラーコート、
最もベーシックな形で、オーソドックスな
襟がつき、ボタンが首元まであるタイプ。