ジャケット&ジャケパン用語辞典【完全保存版!】
ジャケパンとは、
「ジャケット」と「パンツ」を
組み合わせた略語で、上下で同一
ではないジャケットとパンツを
合わせたスタイル。
男前を格上げする理想的な
ジャケパンスタイルで装うためには、
基礎知識が必要。
ジャケパンのパーツやセクション、
ディテールを知り、基本用語を
しっかり覚えれば、ジャケパン
選びにきっと役立つ!
【ア行】
◆アイビー・ブレザー
いわゆるアイビー型、および
アイビー的な雰囲気のブレザー。
アイビー・リーグと呼ばれるフットボール
・リーグを構成する有名私立8大学の
カレッジ・カラーを採用した無地フラノや、
アイビー・ストライプの生地で仕立てた
シングル・ブレザーや、ダブル6つボタン
3つ掛けのブレザーのこと。
◆アクション・ブリーツ
ジャケットの袖や両脇、背中などに
施される深いプリーツ。
背部両脇に施されたものをガシット・
バックともいう。
動きやすさを求めた実用的デザインで、
狩猟用や射撃用の本格的な
スポーツ・ジャケットに多用される。
◆アコーディオン・ポケット
アコーディオンの蛇腹の折り目のような
プリーツが付いたパッチ・ポケット。
ベローズ・ポケット、風琴ポケットともいう。
ボタン留めのフラップが付くことが多い。
ハンティング・ジャケットやフィッシング・
ベストに多用される。
◆アームホール
身頃にある、袖付けのために開け
られた穴、又はその寸法の事。
袖ぐりともいう。大きさや形に
よってシルエットやフィット感が
変化する
◆アイビー・ストラック(尾錠)
バック・バックルド・ストラップの事。
アイビー・スラックスやアイビー・
キャップには不可欠なアクセント
だったことからこう呼ぶ。
◆アイビー・スラックス
いわゆるアイビー型のスラックス。
パイプステム、バック・バックルド・
ストラップ、ノー・プリーツなどが
特徴で、ヒップ・ポケットは、角形の
フラップ・アンド・ボタンダウン・
ポケットのことも多い。
俗にパイプステムズともいう。
アイビー・リーグ・モデルが台頭
した1950年代に流行した。
◆アメリカン・トラウザーズ
腰に細いウエストバンドとギャザーを
取った、バック・バックルド・ストラップ
付きのストレートなスラックス。
腰の縫い目に沿って縦切りの脇ポケットが
付いている。
1857年に登場。アイビー・スラックスや
トラディショナル・スラックスの基本型。
◆アングルド・ポケット
斜め切りで角度をつけたポケットの総称。
◆アングルド・ボトム
スラックスの裾の裁ち方の一種。
スラックスの裾に角度をつけて、甲より
踵の部分を長めに取った裁ち方のこと。
モーニング・カットともいう。
折り返しをつけないスラックスのみに
用いられる。
◆アンコンストラクテッド・ジャケット
裏地、肩パッド、衿芯、袖裏など構造上の
付属物を一切使わず、ソフトに仕立てられた
ジャケットの総称。
「簡易仕立て服」や「無構造服」などと
訳され、アンストラクチャード・
ジャケット、アンラインド・イージー・
ジャケット、またはイージ!・ジャケット
ともいう。
シルエットは一般にゆったりとした寸胴型。
一見普通のジャケットと変わりないが、
着心地は軽くしなやかで動きやすい。裏地が
ないので風通しが良く、夏のクールビズにも
適している。
アンコン・ジャケットと略されることもある。
◆アンプリ―テッド・パンツ
プレーン・フロントのスラックスの総称。
アイビー・スラックスやトラディショナル
・スラックスを指すこともある。
◆アンラインド・ブレザー
裏地のない、一重仕立てのブレザーの総称。
対語はフルラインド.ブレザー。
◆イートン・ジャケット
イギリス、イートン・カレッジの制服、
およびそれに似せたジャケット。
幅広の衿を特徴とした、ショート丈で
シングル3つボタンのジャケットのこと。
前ボタンは掛けないのが慣例。日本では、
カラーレス・ジャケットを指すこともある。
◆イールスキン・マッシャー・トラウザーズ
イールスキンは「ウナギの皮」の意で、
脚にぴったりとフィットした細長い
スラックスのこと。
1884年に登場したファッド・ファッション。
当時、イギリスの若くファッショナブルな
存在だった集団、マッシャーズが好んだ
ことに由来。
◆インシーム
スラックスの股から裾までの長さのこと。
◆インディゴブルー
藍色のこと。インディゴともいう。
◆インバーテッド・ブリーツ
インバーテッドは「逆さにした」の意。
ボックス・プリーツを逆さにしたもので、
襞山が突き合わせになるプリーツのこと。
内襞、逆髪ともいう。ベントやポケットに
用いられる。
◆ウーステッド
長く梳いたウール繊維を使った織物の総称。
梳毛織物ともいう。
表面のケバを取ったサージ、ベネシャン、
縮絨起毛したミルド・ウーステッドなどが
ある。
薄く軽くしなやかで、やや光沢がある丈夫な
生地が多い。
◆ウーレン
短いウール繊維を紡いだ糸を使った織物の
総称。紡毛織物ともいう。
短い繊維を調合して糸にするので
表情が多彩。フランネル、メルトン、
ツイードなどがある。
縮絨や起毛仕上げをした地厚な生地が多い。
◆ウエスタンポケット
斜めに切り替えた弓形の曲線を特徴とした、
ジーンズの脇ポケット。
クラシックなジーンズに見られる仕様。
フロンティア・ポケット、スクープ・ポケット
ともいう。
◆ウエストバンド
スラックスのウエスト部分に付けられた
帯のこと。
日本ではウエスマン、腰帯とも言う。
◆ウェリントン・バンタルーンズ
パンタロンの一種。ふくらはぎから裾に
かけて入ったスリットを、ループ式の
ボタンで留めたスラックスのこと。
1818年に登場し、1820年代末まで流行。
◆ウェルト・シーム
ステッチの一種。上着の縁やスラックスの
サイド・シームにかけられた、幅約7ミリの
シングル・ステッチのこと。
ステッチ部分が浮き上がって見えるので
ライズド・エッジ、または伏縫いともいう。
アイビー・ジャケットでは衿やポケット、
肩、背中など、ほぼすべての縫い目に施
される。
◆ウェルト・ポケット
ポケットロに飾り口布が付いた、帯状の
切りポケット。
箱ポケットともいう。ジャケットの
胸ポケットなどに見られる。
◆ウォーク・ショーツ
散歩用の半ズボンの総称。ウォーキング・
ショーツとも言う。一般には膝上丈で、
歩きやすいようにシルエットはゆったり
している。
◆ウォッチ・ポケット
スラックスの右脇ポケットの内部に付いた
小さなポケット。
フォブ・ポケット、フォブ、時計隠し、
またはコイン・ポケットともいう。
クラシックなジーンズに不可な
デザインの一つ。懐中時計を入れていた
ことからこう呼ぶ。
◆ウッドマンズ・パンツ
厚手のウールで作られた、股上が深く
サスペンダーを使うスラックス。
木こりや狩人など、山仕事をする人が
はいていたことからこう呼ぶ。
◆上前
ジャケットの前身頃の打ち合わせを
重ねた時、上になる部分。
ボタンホールが付いている側のこと。
上前立てともいう。一般に紳士服は
左が上前。対語は下前。
◆エイビエーター・パンツ
1920年代から40年代にかけて飛行家
たちに好まれた、ゆったりとした
シルエットの作業用パンツ、
およびそれに似せたコットン製のパンツ
のこと。
バックル・ファスンド・パンツ、
バックルスルー・パンツ、リンディー
ともいう。
フロント・プリーツ、幅広の
ウエストバンド、ウォッチ・ポケット、
フラップ・アンド・ボタンダウン・ポケット、
裾口の幅広なターンナップなどが特徴。
ベルトレスで、右脇をバックル留めに
してある。
生地はチノ・クロスをはじめ、コットン
のギャバジン、サテン、クレバ、コード
など。ファッションとしては1975年頃に
紹介された。
◆エクステンション・ウエストバンド
先端を伸ばし、持ち出した形にして
鍵ホックかボタンで留めるウエストバンド。
エクステンディッド・ウエストバンド、
タブ・ベルトともいう。ベルトレス・
スラックスに多用される。
◆エス・ビー・ブレザー
シングルのブレザーの総称。
◆エックス・ループ
ベルト・ループの一種。後部中央を
✕字形に縫い付けたベルト・ループ
のこと。
ファッション・ジーンズなどに採用され、
1970年代初めに流行。
◆エッジ
「端」「ヘり」の意。ジャケットの衿、
前合わせ、ポケットロ、揺口などを指す。
◆エラスティサイズド・ウエスト
ウェストバンドの一種。
ゴム糸で襞縫いにしたり、エラスティック
素材を挟み込んだりして、腰にフィット
させたウエストバンドのこと。
ベルトレス・スラックスやカジュアル・
パンツなどに採用され、1970年代前半に
流行。
◆エルボー・パッチ
補強用の肘当てのこと。表革、スエードの
ほか、丈夫なコットンなどが使われる。
ツイードのカントリー・ジャケットなどに
見られる。
◆エル・ポケット
直角にカットされた、L字形の腰ポケット。
◆オーバーオール
胸あて付きのゆったりとした作業用パンツ。
背中から肩にかかるストラップを、
胸当てにボタンかバックルで留める。
生地はデニムなど、丈夫なものが
使われる。
ビブ・フロント・オーバーオール、
ビブ・トップ・パンツ、またフランスでは
サロペットともいう。
◆オーバー・ジャケット
アウター・ウェアの一種。
コート用の生地で仕立てられた、着丈が
長めのジャケットのこと。
シングルもダブルもあり、一見普通の
ジャケットと変わらない。
コートの代わりにスーツやブレザーの
上に羽織ることもある。
◆オーバー・パンツ
防寒、防風、防水などのために、パンツの
上に重ねてはくパンツの総称。
◆オープン・パッチ・ポケット
フラップが付いていないパッチ・ポケット。
フラップレス・パッチ・ポケット、
プレーン・パッチ・ポケットともいう。
◆オックスフォード・バッグズ
極端に幅広なストレート型のスラックス。
ハイ・ライズで、ターンナップが付く。
オックスフォード大学の学生によって
考案された、バギー・パンツの誇張型。
1920年代のファッド・ファッション。
バッグズは「袋」の意で、ゆったりとした
スラックスを指すイギリスの俗語。
◆オッド・ジャケット
替え上着、スラックスと共地ではない
ジャケットの総称。スポーツ・ジャケット、
カントリー・ジャケットもこの一種。
◆オッド・トラウザーズ
替えスラックス、ジャケットと共地では
ないスラックスの総称。
アンマッチング・トラウザーズ、オッド・
スラックス、カジュアル・スラックスとも
言う。対語はマッチング・トラウザーズ、
ディトー・スラックス。
【カ行】
◆カットオフ・ジーンズ
ジーンズを腿のあたりから切り落として
半ズボンにしたもの。
切り口の糸は、そのままフリンジ状に垂れ
下げる。1950年代後半に登場。
アメリカ西海岸ではチョップオフ・ジーンズ
ともいう。
◆カッパー・リベット
銅製のリベット。赤銅色のものを指す。
◆カバーオール
上着とパンツがひとつなぎの作業服。
カバーロールともいう。上着部分は
原則として袖付き。
生地はデニムやキャンバス地が多い。
ウエストにベルトが付いたものは、
カバーオール・ジャケットという。
また現在では、作業着風のジャケットを
指すこともある。
◆カーゴ・パンツ
厚手のコットンなど、丈夫な生地で作られ、
両脇にカーゴ・ポケットが付いたワーク・
パンツ。貨物船の乗組員がはいていた。
◆カーゴ・ポケット
プリーツが入った、大きなパッチ・アンド
・フラップ・ポケット。ワーク・パンツに
多用される。ストーリッジ・ポケットとも
いう。
◆カーペンター・ジーンズ
工具を入れるスパナ・ポケットや、工具を
掛けるハンマー・ストラップ、バック・
バックルド・ストラップなどが付いた作業用
パンツ。生地は丈夫な、デニムが多い。
本来はオーバーオールを指すが、現在では
ワーク・パンツ一般、特にペインター・
パンツのことも指す。
◆ガシット・バック
アクション・プリーツ参照
◆カフ
ターンナップ参照。
◆カフド・ボトム
ターンナップが付いた、スラックスの裾口。
◆カラー・ポケット
ジーンズの、地色と対照的な色彩の布を
付けたパッチ・ポケット。
◆カラーレス・ジャケット
衿のないジャケットの総称。カーディガン
・ジャケットともいう。
◆カリフォルニア・ウェストバンド
スラックスの身頃と一枚仕立てになって
いるウエストバンド。
ワンピース・ウェストバンド、ハリウッド
・ウェストバンド、セルフ・ウェストバンド
ともいう。
1930年代から40年代にかけて、アメリカ西海岸
で流行。ズート・スーツやハリウッド・スーツ
のスラックスに用いられ、ベルト・ループは
極端に低く付けられた。
◆ガン・クラブ・チェック
同色濃淡、または色違いの2種類のシェパード
・チェックを組み合わせた小さなチェック柄
のこと。クラブ・チェック、二重弁慶格子
とも言う。
◆カントリー・ジャケット
スポーツ・ジャケットの一種。
ツイードなど、カントリー風な生地で仕立て
られたカジュアル・ジャケットのこと。
エルボー・パッチやショルダーパッチ、変わり
ポケットなどの変わりデザインが特徴。
本来は、地方のカントリー・クラブで着用する
ノーフォーク・タイプやシューティング・
タイプのジャケットを指す。
◆ガン・パッチ
銃床当て、肩あてのこと。
ジャケットの肩から胸にかけてあてた、革や
丈夫な布のことで、片側のみに付く。
ショルダー・パッチともいう。射撃用、狩猟用
の服には不可なディテールのひとつ。
◆キャプテン・ジャケット
紺色のウール・サージで仕立てられ、メタル
・ボタンが付いたダブルのブレザー。
ヨッティング・ブレザーともいう。
◆キルト
スコットランドの男性用民族衣装で、タータン
・チェック地で作られた膝丈のプリーツ・
スカートのこと。
◆ギルト・ボタン
金メッキ・ボタンの総称。
◆キングストン・モデル
フロント・カットが丸く着丈が短い、ダブル
4つボタン、または6つボタンのブレザーや
ジャケットを指す和製語。
1960年代前半のファッド・ファッションの
ひとつで、浅いサイド・ベンツや
セミ・ピークド・ラペル、
アングルド・フラップ・ポケットなど、
当時流行のアメリカン・コンチネンタル調や、
ジャズの感覚を取り入れたディテールが特徴。
生地は、スーツに、はシャークスキンや
シャンタン、ブレザーにはフラノが多い。
◆クラブ・ジャケット
イギリスのクラブで1840年代から80年代末
にかけて定められていた、遊技用の制服。
クラブ・コート、クラブ・ブレザーともいう。
クラブ・ストライプ、クラブ・カラーと、
クラブ・バッジまたはエンブレムが特徴。
当時はブレザーの総称としても用いられた語。
◆クラム・ディガーズ
七分丈パンツの一種。
ゆったりとしたシルエットで、裾口には
ターンナップが付いている。
クラムは「蛤」の意で、潮干狩りや海辺の
パーティーで着用したことに由来。
◆クリース
スラックス(パンツ)折り目のこと。
◆クリケット・ブレザー
イギリスのクリケット・クラブで定められ
ていた、シングル3つボタン、または4つボタン
のアンラインド・ブレザー。シルエットは
寸胴で、丈は長め。
生地は白無地のフラノか、派手なクラブ・
ストライプが使われた。1870年代に流行。
◆グルカ・ショーツ
ウォーク・ショーツの一種。ウェストの
両脇に付いたバックル留めをする幅広の
ウエストバンドが特徴の、ハイ・ライズで
ゆったりとした膝丈の半ズボンのこと。
コロニアル・ショーツ、ミリタリー・
ショーツともいう。
生地はカーキやオリーブ色のコットンの
ツイル、ギャバジン、ドリルが多い。
イギリス植民地のグルカ兵の制服に由来。
◆グレイ・フランネルズ
灰色のフラノで作ったスラックスを指す
米語。正確にはグレイ・フラネルズ。
◆グレン・チェック
チェック柄の一種。2種類の比較的小さな
チェック柄を組み合わせた大きなチェック
柄のこと。
◆クローバーリーフ・カラー・ブレザー
ファンシ!・ブレザーの一種。衿の角が、
丸くクローバーの葉のようにカットされて
いるブレザーのこと。
◆クロップド・パンツ
カジュアル・パンツの一種。裾を途中で
切り落としたようなデザインが特徴。
本来、ターンナップが付いていない九分丈
程度のパンツを指すが、現在では丈も
デザインも多種多様である。
◆ゲイター・パンタルーンズ
パンタロンの一種。ふくらはぎから裾に
かけて、ゲートルのようにフィットさせた
スラックスのこと。モスキートスともいう。
◆ケミカル・ウォッシュ・ジーンズ
漂白剤と、軽石や石状のプラスチックで
洗い加工されたデニム製のジーンズの総称。
ケミカル・ブリーチ・アウト・ジーンズ
ともいう。1988年頃のファッド・ファッション。
◆ケント・モデル
打ち合わせの深い、ダブル6つボタン1つ掛け
のブレザー。
ウィンザー公の弟のケント公が愛用したことに
由来。
◆ケンプ
「死毛」「枯毛」の意。針金状の粗雑で
太いウール繊維で、短くて硬い。
染色不能。銀白色に光って見える。粗野な
雰囲気を出すために、ツイードなどに混入
される。ハリス・ツイードなどに見られる。
◆コイン・ポケット
ウォッチ・ポケット参照。
◆コーデュロイ・ブリークス
カジュアル・スラックスの一種。
コーデュロイ製で、裾にターンナップが
付いた細身のスラックスを指すアメリカの
俗語。
1930年代半ばからアメリカ東部のイギリス系
アメリカ人の間で広まり、カントリー
スラックスとして流行。
◆コート・ブリーチズ
宮廷用、および大礼服用の、細身の
ニッカー・ボッカーズ。
フランス革命以前の宮廷貴族のユニフォーム。
生地はシルクが多い。
◆コードレーン
縦方向に細い畝が入った織物。夏用の
ジャケットに多用される。
◆コサックス
腰の前部にたくさんのプリーツを取り、
裾口をリボン状の細い紐でしぼるように
結んだパンツ。
シルエットは全体にゆったりしている。
ロシアのコサック兵の軍服にヒントを得た
パンツで、1814年に登場し、50年代まで流行。
◆コスチューム・ジーンズ
模造宝石やラメなどをちりばめた、舞台衣装
のようにきらびやかなジーンズ。
コスチューミー・ジーンズともいう。
1970年代初めのグリッター・ロッカーの衣装
に端を発し、一時的に流行。
◆コロニアル・ショーツ
グルカ・ショーツ参照。膝上丈のものもある。
◆コンケーブ・ボタン
横から見た時に中央部が丸くくぼんでいる、
凹面体のボタンの総称。
中くぼボタンともいう。対語はコンベックス
・ボタン。
◆コンチネンタル・カット
1950年代から60年代初めにかけて流行した、
先細りのスラックスのこと。
プレーン・フロントで、ターンナップは
付いていない。
ポケットは斜めにカットされたウェルト・
ポケット。共地のベルトが付いているか、
ベルトレス・デザインとなっている。
◆コントラスティング・ステッチ
地色と対照的な色糸で施したステッチ。
◆コンフォータブル・ジーンズ
ニット地で作られたジーンズ。
◆コンベックス・ボタン
横から見た時に中央部が盛り上がっている、
凸面体のボタンの総称。
中高ボタンともいう。学生服のボタンなどに
見られる。対語はコンケーブ・ボタン
【サ行】
◆サイド・シーム
脇縫い線のこと。
◆サイド・ベンツ
後ろのベントが両脇に入ったもの(切れ込み)
◆サテン・ジーンズ
サテン地で作られたジーンズ、または
シルクやシルキー・サテンで作られた
光沢のあるジーンズのこと。
◆サドル・パッチ
鞍当てのこと。内腿に当てた革や丈夫な
布のこと。シート・パッチとも言う。
乗馬用パンツには不可々なディテールの一つ。
◆サニングデール
ゴルフ用スポーツ・ジャケットの一種。
一枚仕立ての背部にプリーツを何本も寄せ、
腰をバック・ベルトで押さえた独特のデザ
インが特徴。生地はツイードが多い。
俗に嬖取り服、またはピンチバック・
ジャケット、ファンシーバック・ジャケット、
バイスイング・ジャケットともいう。
ドイツ人の仕立屋が考案したとの説から、
ドイツ背広とも呼ぶ。1920年代から30年代に
流行。その名はイギリスの由緒あるゴルフ・
コースに由来。
◆サファリ・ジャケット
サファリとはもともとスワヒリ語で
「小旅行」の意であり、転じてアフリカ
での動物狩りを指すようになった。
そうした狩猟時に着るような、
シャツ・カラー、シャツ・カフスで、
肩章や共地のベルト、左右に2つずつの
サファリ・ポケットが付いた、腰丈の
カジュアル・ジャケットのこと。
ブッシュ・ジャケットともいう。
生地はコットン・ギャバジン、コットン
・ドリルが多い。
◆サーキュラー・ボタン
半球形のボタンの総称。
中空式と固形式があり、いずれも表面には
紋章などのモチーフが刻まれる。
ダブルのブレザーに多用される。
◆サーフ・パンツ
波乗り用ショート・パンツの一種。
全体にゆったりとして動きやすいトランクス型。
脇や腰にワックス・ポケットが付いている。
サーフ・ライダー、サーフ・トランクスとも
いう。1960年代後半に流行。
◆サイド・アジャストメント・タブ
スラックスの脇のバックル、または
ボタン留めの引っ張りのこと。
ウエストバンドの両脇に付けられる。
サイド・アジャスタブル・ストラップ、
エクステンド・サイド・タブともいう。
◆サファリ・ポケット
プリーツが入ったパッチ・アンド・
フラップ・ポケット。サファリ・
ジャケットに見られる。
1970年代前半にはジーンズの脇ポケット
にも採用された。
◆サフォーク・ジャケット
ノーフォーク・ジャケットの一種。
前部にはノーフォーク・ジャケットと
同じく2本の細いボックス・プリーツ、
背部には中央に1本のボックス・プリーツ
が入ったジャケットのこと。18世紀初期に
イギリスで登場。
◆サロベット
オーバーオール参照。
◆サロン
マライ半島からインドネシア諸島の
代表的な民族衣装。幅約1メートル、
長さ約2メートルの多彩な布を腰に巻き
つけて、サイドにプリーツを寄せ
スカート風に着用する。
◆Ⅲ型ジャケット
ナチュラル・ショルダーを基本とした、
やや広めのショルダー・ラインで、
シルエットは全体にゆったりした、
丈の短いボックス型のジャケット。
ベントはなく、2つボタンか1つボタンで、
ボタンの位置は低い。
袖ボタンは3つ。衿は広くも狭くもない
ロー・ゴージのノッチド・ラペル。
日本のファッションメーカーが作った
服飾用語で、1985年秋頃から使われ始め、
86年には広まっていった。
◆シアサッカー
表面に縞状の細かい凹凸があるコットン、
または合成繊維の織物で、薄手でさらっと
した肌触りが特徴。
日本ではサッカーともいう。
◆ジーンズ
インディゴ・ブルーに染められた
細綾織りの厚手で丈夫なコットン、
つまりデニムのこと。
およびデニムで作られたパンツのこと。
また、現在ではジーンズ仕立てのパンツの
総称として使われ、色彩豊かなプリント柄
やウール、レザーなど、あらゆる生地で
作られたパンツも含まれる。
1860年代半ば、リーバイ・ストラウスに
よって採掘用作業パンツにデニムが使われ、
1872年にはリベット留めのブルー・ジーンズ
であるリベテッド・リーバイスが、77年には
ファイブ・ポケット・ジーンズが登場。
1900年代には一般に広まり、60年代半ばを
過ぎた頃には、多彩な色柄や様々な生地でも
ジーンズと呼ばれるようになった。
◆ジーンズ仕立て
パンツの腰裏や芯地、ダーツやプリーツ
などを省略した、簡易仕立てのこと。
◆ジェイ・ポケット
ウェスタン・ポケットを縦長にしたような、
J字形の、ジーンズの脇ポケット。
1970年代前半のジーンズに採用されていた。
◆シェパード・チェック
チェック柄の一種。2色の色糸で綾織りして、
格子の中に斜線が入るチェック柄のこと。
小弁慶ともいう。
◆ジェントリー・フレアード
フレアード・ボトムの一種。ゆるやかな
末広がりのシルエットのこと。
セミ・フレアード、ソフト・フレアード、
スライトリー・フレアードともいう。
また、アメリカ製のスラックスにこの
シルエットが多かったことから、俗に
アメリカン・フレアードともいう。
1970年代のスラックスの代表的なシルエット
のひとつ。
◆シガレット・ジーンズ
細身のストレート・ジーンズ。紙巻きタバコ
のような形からこう呼ぶ。
ドレーン・パイプ、パイプステム、ストーブ
・パイプ、ペンシル・スリム・ジーンズとも
いう。
◆下前
ジャケットの前身頃の打ち合わせを重ねた時、
下になる部分。ボタンが付いている側のこと。
下前立てともいう。一般に紳士服は右が下前。
対語は上前。
◆ジム・ショーツ
スポーツ・トレーニング用ショート・パンツの
総称。ウエストはゴム締めで、全体にゆったり
としている。
◆シャーティング・ジーンズ
シャツに使われるような薄手のコットンで
作られたジーンズ。
◆シャツ・ショルダー
ショルダー・ラインの型。シャツ仕立ての肩。
パッドレス・ショルダーとも言う。
アンコンストラクテッド・ジャケットなどに
用いられる。
◆シャツトップス・オーバーオール
カバーオールの一種。ワーク・シャツと
ジーンズをひとつなぎにしたカバーオール
のこと。1970年代に流行。
◆ジャムズ
波乗り用ショート・パンツの一種。
ゆったりとしたシルエットで、膝上丈。
ウエストは紐で締める。派手なプリントが特徴。
1963年頃、アメリカのナッソー・ビーチで登場。
若いサーファーたちが花柄のパジャマを
膝あたりでカットしてはいたのが始まり。
1965年から67年にかけて流行。
◆シューティング・ジャケット
ハンティング・ジャケットの一種。銃猟用、
射撃用のジャケットのこと。
ガン・パッチやエルボー・パッチ、スロート
・ラッチなどが特徴。
左胸と両脇に大きなフラップ・アンド・パッチ
・ポケットが付く。
生地はガン・クラブ・チェックや千鳥格子、
シェパード・チェック、ヘリンボーンなどの
柄物ツイードが多い。
◆ショーツ
半ズボンのこと。ショート・パンツの略。
◆ジョッパーズ
乗馬用のスラックス。
膝までは動きやすいように大きく膨らみ、
膝下はブーツが履きやすいように脚に
ぴったりフィットした、独特のシルエット
が特徴。
ジョドパーズ、ジョッキー・パンツ、
ライディング・トラウザーズともいう。
インドのジョドプールに駐留していた
イギリス軍の将校が考案したことから
こう呼ぶ。
◆ショルダー・ライン
肩線のこと。ショルダーともいう。
◆シルク・ツイード
絹を交織した平織りのツイード。
ジャケットやカントリー・スーツなどに
用いられる。
◆シングル・ブレステッド
ジャケットの前合わせの型。1列ボタンの
前合わせのこと。シングル、片前ともいう。
SBと略される。
◆シンチ・ストラップ
衣服の幅を調整するために付ける、D字形の
バックルで留めるストラップのこと。
アジャストメント・タブ、アジャスタブル
・ストラップともいう。
◆シンチ・バック・ベルト
パンツの後部中央に付ける
シンチ・ストラップのこと。
◆ズアーブズ
ウエストから裾まで全体にたっぷりと
ギャザーが入り、裾口で細くしぼったパンツ。
ズアーブ・パンツともいう。フランスの
歩兵隊だったズアーブ兵が着用したことに由来。
◆スカルプターズ・オーバーオール
カバーオールの一種。
衿は大きな丸首で、袖は長袖でカフス付きの
カバーオールのこと。
彫刻家の作業用に着用され、ノミなどを入れる
変わりポケットが付いている。
◆スキート・シューティング・ジャケット
クレー射撃用のシューティング・ジャケット。
スキート・ジャケットともいう。
1929年に登場し、30年代に流行。当初は
カラーレス・ジャケットで、裾はスクエア・
フロント、シングル5つボタン、右肩に
ガン・パッチが付き、身頃の左右には
ノーフォーク式の細いボックス・プリーツが
あしらわれ、脇ポケット上端部でボタン留め
されていた。
脇ポケットはベローズ・ポケットで、両肩の
後部に深いプリーツが入ることが多かった。
生地は厚手の無地ウール。
1936年から衿が付き、1940年代になってから
柄物ツイードが使われるようになった。
◆スキニー・ジーンズ
「皮膚のようなジーンズ」の意で、
脚に密着した、ごく細身のジーンズのこと。
スーパー・スリム・ジーンズともいう。
◆スキニー・パンツ
「皮膚のようなパンツ」の意で、脚に密着した、
ごく細身のスラックスのこと。
◆スコッチ・ツイード
スコットランド産ツイードの総称。
◆スタッド
飾り鋲のこと。
◆スタデッド・ジーンズ
スタッドを打ち込んだジーンズ。
サイド・シームやヨークに打ち込まれることが
多い。1970年代前半に流行。
◆ステッチ
縫い目の総称。単に布を縫い合わせるものから、
飾りのため複雑に施すものもある。
◆ステッチド・エッジ
ブレザーの衿や前合わせなど、衣服の端に
飾りステッチを施したもの。
1本縫いのウェルト・シーム、2本縫いの
ダブル・ステッチ、手で施した太いハンド
・ステッチなどがある。対語はプレーン・エッジ。
◆ストーン・ウォッシュ・ジーンズ
軽石や石状の研磨剤で洗い加工されたデニム、
またはレザー製のジーンズの総称。
1982年から83年にかけてのファッド・ファッション。
◆ストラップド・トラウザーズ
裾口に、土踏まずに引っ掛けるベルト状の
ストラップを付けた、ゆったりとした
シルエットのスラックス。
スティラップ・トラウザーズともいう。
◆ストラップド・パンタルーンズ
裾口に、土踏まずに引っ掛けるベルト状の
ストラップを付けた細身のスラックス。
伸縮性のある生地を使うことが多い。
スティラップ・パンタルーンズ、
スティラップ・パンツともいう。
1819年に登場し、1820年代から40年代に
かけて流行。
◆ストレート・ボトム
スラックスのシルエットの型。
垂直型のものを指す。ストレート・レッグ
ともいう。
◆ストレッチ・ジーンズ
デニムに似せた伸縮性のある生地で作られた
パンツ。1960年代半ばに流行。
◆スプリット・ウエストバンド
スラックスの身頃と別に付けられたウエストバンド。
セパレート・ウエストバンドともいう。
現在、大半のスラックスで採用されている。
◆スポーツ・ジャケット
スポーツ用のジャケット、およびスポーティーな
雰囲気のカジュアル・ジャケットの総称。
◆ズボン
パンツの日本語。丈が長いものを長ズボン、
短いものを半ズボンと呼ぶ。
語源はフランス語でペチコートを意味する
「ジュポン」とも、日本古来の擬音語である
「ずぼん」ともいわれている。
◆スモール・フォールズ
小型のフラップを付けた、スラックスの前開き
のこと。
幅は約5インチから9インチ前後で、一般に3個の
ボタンで留める。
◆スラックス
丈の長いパンツを指す米語。スラックは
「ゆるい」の意で、狭義ではゆったりとして
スポーティーな長ズボンのこと。一般には、
長ズボンの総称。
◆スリーブ
袖のこと。
◆スリム・ジーンズ
細身シルエットのジーンズの総称。
◆スロート・ラッチ
ジャケットの左の上衿に付いたタブ。
スロート・タブ、カラー・タブともいう。
ジャケットと共地、または革やスエードが
使われる。
もともとは防寒のために衿を立てる際に
使用した。現在は飾り。
ツイードのカントリー・ジャケットなどに
見られる。
◆セーラー・パンツ
両脇から開閉するボタン留めの前当てが
特徴的な、ウエストはぴったり、脚部は
ルーズなシルエットのフレアード・パンツ。
もともとは水兵がはいていたことに由来。
ノーティカル・パンツの原型。
◆セミ・ストラクチャード・ジャケット
アンコンストラクテッド・ジャケットの一種。
裏地、肩パッド、袖裏など構造上の付属物の
一部を省略したジャケット。
◆セルビッチ
生地の織り端がほつれないように付けた、
生地の耳のこと。
赤や青の色糸を入れたものを赤耳、青耳と呼び、
ロールアップしたジーンズのアクセントと
なっている。
◆セルフ・ベルテッド・スラックス
共地のベルトが付いたスラックス。
スノーター・パンツともいう。1950年代に流行。
◆センター・ベント
ベントが背中の中央に1本だけ入ったもの。
◆ソラリゼーション・ジーンズ
ファッション・ジーンズの一種。しぼり脱色を
したジーンズのこと。
◆ソリッド・ブレザー
無地のブレザーの総称。対語はパターンド・ブレザー。
◆ソリッド・ボタン
メタル・ボタンの一種。中空ではない固形式の、
半球形のボタンのこと。彫金を施したものが多い。
◆ソルト・アンド・ペッパー
ツイードの一種。
白と黒、白と茶、白と青、白とグレイなどを
基調とした霜降りツイードで、ゴマをまぶした
ように見える表面感が特徴。
ペッパー・アンド・ソルト、ゴマ塩柄ともいう。
【夕行】
◆タータン・ブレザー
パターンド・ブレザーの一種。
タータン・チェック地で作られたブレザーの総称。
1930年代末に登場し、40年代から50年代前半に
かけて流行。60年代初めにも一時的に流行した。
◆タック
「折り込む」「縫い壁を取る」の意。布を
つまんで縫った襞のこと。
◆タネル・ループ
ベルト・ループの一種。
筒状で幅広のベルト通しのこと。
野球のユニフォームなどに見られることから、
ベースボール・ループともいう。
◆ダブル・ブレステッド
ジャケットの前合わせの型。2列ボタンの
前合わせのこと。
ダブル、両前とも言う。DBと略される。
◆ダブル・ボタン・フライ
スラックス、特にジーンズの前立ての一種。
ボタンを2列に並べた前立てのこと。
1969年から71年にかけて見られた前立ての
デザインのひとつ。
◆玉縁ポケット
切り口を玉縁、つまりバイアス地を使って
細く縁取りしたポケットの総称。
パイピング・ポケットとも言う。両玉縁、
片玉縁、親子玉縁、蓋玉縁などの種類がある。
◆チェスト・ウェルト・ポケット
ジャケットの左胸に付いた切りボケット。
ブレスト・ポケット、または箱ポケット
ともいう。
◆ダーツ
体に合わせて丸みや膨らみを出すために、
布の一部をつまんで縫い消したつまみのこと。
矢の先のようにとがった形をしていることから
こう呼ぶ。
◆ターンナップ
袖口やスラックスの裾の折り返しのこと。
ターンナップ・カフ、カフ、またはマッキン、
かぶらともいう。
折り返しが特に深いものはディープ・カフ、
特に浅いものはシャロー・カフという。
◆タイダイド・ジーンズ
ファッション・ジーンズの一種。しばり染めを
したジーンズのこと。
◆チェンジ・ポケット
ジャケットの脇ポケットの上に付いた小さな
ポケット。
一般にフラップが付いている。小銭を入れる
ことからこう呼ぶ。
また切符を入れることもあることから、
チケット・ポケット、切符隠しともいう。
◆チノーズ
チノ・クロスで作られた衣服の総称。
特にチノ・パンツを指す。正確にはチーノーズ。
◆チノ・クロス
綾織りのコットン。チノともいう。
薄くて丈夫なので、軍服やユニフォームなどに
用いられる。
米軍が中国から調達していたことからこう呼ぶ。
第2次世界大戦中に熱帯地方で米陸軍が使用した、
生成り色のものが有名。
◆チノ・パンツ
チノ・クロスで作られたパンツ。チノーズとも
いう。正確にはチーノ・パンツ。
日本で俗に言うチノ・パンはチノ・パンツの略。
色は生成り、カーキ、オリーブ色が多い。
ファッションとしては1953年頃に登場。
◆チャップス
カウボーイが脚の保護目的で着用した、
革製のカバー、またはパンツのこと。
日本ではローハイドともいう。
パンツの前面だけを覆うカバー状のものと、
パンツの上からはくオーバー・パンツ状の
ものがある。
◆ツイード
羊毛を太く紡いだ糸で織られた平織り、
または綾織りの生地の総称。
糸を様々な色に染め上げてから織ることで
できる細かい模様と、粗く厚い質感が特徴。
カントリー調のコートやジャケットに使わ
れることが多い。
スコットランドのツイード川流域で作られて
いたことに由来。
◆ディー・ビー・アイビー
ダブル6つボタン3つ掛けのアイビー・ジャケット。
◆テーパード・ボトム
スラックスのシルエットの型。
先細り型を指す。ペッグ・トップ、
ペッグ・レッグともいう。
◆デザイナーズ・ジーンズ
1970年代から80年代にかけて登場した、
ファッション・デザイナーが手掛けた、
ブランド商品としてのジーンズ。
ファッション・ジーンズともいう。
◆デッキ・パンツ
七分丈パンツの一種。全体に細身のシルエットで、
裾口にスリットが入った、膝下よりやや長めの
丈のパンツのこと。
サイドに色テープが施されることもある。
生地は白色の無地コットンやリネンをはじめ、
ストライプ柄、プリント柄など多様。船の甲板
でくつろぐためのパンツとして考案された。
1950年代に流行。
◆テニス・ショーツ
プレー・ショーツの一種。テニス用の
ショート・パンツのこと。丈は40センチ
前後と短く、色は白が基本。
◆テニス・ブレザー
シングルで、白か青色の無地のブレザー。
衿や前端、ポケットにパイピングが施されている。
テニスのギャラリーが着たことからこう呼ぶ。
1920年代から30年代に流行。
◆テリー・クロス
パイル織りの一種。タオル・クロスともいう。
吸水性に優れている。
◆テリー・クロス・ブレザー
テリー・クロスで仕立てられたブレザー。
寸胴なシルエットが多く、ポケットは胸、
脇ともにパッチ・ポケット。
ベントはセンターかサイドに入っている。
ボタンは白蝶貝が一般的だが、海にちなんだ
モチーフを彫り込んだメタル・ボタンもある。
リゾート・ブレザーの典型。
◆トラウザーズ
丈の長いパンツを指す英語。
狭義ではスーツ、および礼服用の長ズボンの
こと。一般には、長ズボンの総称。
フランスではパンタロン、ドイツではホーゼン、
またアメリカでは俗にトラウともいう。
◆トラディショナル・スラックス
コシルエットはストレートで、
バギー・パンツほど太くなく、
アイビー・スラックスよりゆったりとした
アンプリーテッド・パンツ。
垂直に切られたバーティカル・ポケットや
スプリット・ウエストバンドが特徴で、
股上は適度に浅い。
◆トラディショナル・ブレザー
シングル3つボタン中1つ掛けの段返り、
シルエットは寸胴型、ナチュラル・ショルダー、
ウィズアウト・フロント・ダーツ、センター・ベント、
ウェルト・シーム、パッチ・アンド・フラップ・
ポケットが特徴の、伝統的なブレザー。
特に、アメリカン・トラディショナル・モデルの
ものを指す。俗にブルックシー・モデル、
ブルックス型ともいう。
◆トランクス
男性用ショート・パンツの総称で、伸縮性のない
生地を使い、全体にゆったりとしている。
◆トリプル・ステッチド・ジーンズ
サイドに3本のステッチをかけたジーンズ。
トリプル・ステッチは、オーバーオールなど
頑丈さが求められるジーンズに多用される。
◆トレアドール・パンツ
スペインの闘牛士が履く、膝下丈の細身の
パンツ、およびこれに似せた六分丈のパンツ
のこと。
◆ドレープ・ブレザー
胸部や背中にゆるやかな壁ができるように
生地にゆとりを持たせたドレープが、優美な
印象を与えるブレザー。
広い肩幅や胸のゆとり、幅広の衿、
パッチ・ポケットが特徴。1930年代から40年代
にかけて流行。
◆ドレス・ジーンズ
フラノやニット地など、ドレッシーな生地で
作られたジーンズの総称。
◆ドロップ・クロッチ
スラックスの股下部にゆとりを持たせて裁った
デザイン。
1940年代のズート服や、50年代のジャズメン服、
80年代のレトロ服などに採用された。
◆ドロップ・サイズ
ジャケットの胸囲と胴囲の差のこと。
ウエスト・ラインのしぼりの度合を示す。
ドロップ寸、ドロップともいう。
【ナ行】
◆ナイフェッジ
クリースの一種。ナイフの刃のように
シャープな、スラックスの折り目を指す米語。
◆ニッカー・ボッカーズ
全体にゆったりと膨らんでいて、裾でギャザー
を寄せてバックルやボタンで留めた膝下丈の
パンツ。
ニッカーズ、また日本ではニツカポッカ、
ニッカズボンともいう。
生地はツイードやフラノが多い。1920年代に
ゴルフ・ウェアとして流行。
日本では土木工事の作業服として知られている。
袋のようにゆったりとした膨らみの垂れ具合に
よって、プラス・ツース、プラス・シックシーズ、
プラス・エイツなどと呼ぶ。
中でも膝から下に4インチ垂れる
プラス・フォアーズが1938年頃まで人気を博した。
◆ニット・ブレザー
ウール・ジャージーやニット地で仕立てられた
ブレザーの総称。
1950年代に登場し、60年代から70年代前半に
かけて流行。
◆ニッカー・ブリーチズ
ニッカー・ボツカーズとブリーチズの中間的な、
乗馬パンツ型半ズボン。
腰周りはゆったりとして、膝周りをフィット
させた膝下丈のパンツのこと。
◆ニューポート・モデル
ダブル4つボタン2つ掛けのブレザーを指す和製語。
1963年に紹介された。トラディショナル系の
ダブル・ブレザーの基本型。アメリカ東部の地名
に由来。
◆ネイビー・ブレザー
ネイビー・ブルー、つまり濃紺のブレザーの総称。
生地はフラノ、サージ、モヘア混が一般的。
また、海軍のブレザーを指すこともある。
ネイビーはもともと「海軍」の意で、イギリスや
アメリカ海軍の上級将校の制服が濃紺だったこと
から色名となった。
◆ネール・ジャケット
ネール・カラーと呼ばれる独特のスタンド・カラー
が特徴のジャケット。
1968年から70年にかけて世界的に流行。インドの
ネール首相の名に由来。
◆ノーティカル・パンツ
前あてがボタン留め、またはファスナー留めの、
セーラー・パンツに似せたリゾート・スラックス。
シルエットはベル・ボトムもあれば、
ペッグ・レッグもある。
生地は白や淡い青色のコットン・ダック、
コットン・ギャバジン、リネン混が多い。
デザインに多様な変化を与えたセーラー・パンツ
ともいえる。1970年代前半のアメリカで一時的に
流行。
◆ノーフォーク・ジャケット
スポーツ・ジャケットの一種。
背部と前部に2本ずつ細いボックス・プリーツ
が入り、両脇にはフラップ・ポケット、胴には
べルト状の飾りが付いたシングルのジャケット
のこと。生地は手織りのツイードやコーデュロイ
が多い。
19世紀から20世紀にかけてイギリスで狩猟用、
ゴルフ用などに用いられた。
1910年代にアメリカでゴルフ用として紹介され、
その後タウン・ウェアとなった。
英国調カントリー・ジャケットの典型。
◆ノーフォーク・シャツ
ノーフォーク・ジャケットの前身。
ボックス・プリーツを背部中央に1本、前部の
左右に1本ずつ取った、スクエア・フロントで
ステン・カラー、シングル5つボタン5つ掛けの
シャツ・ジャケット。
ノーフォーク・ブラウスともいう。腰のベルト
とカフスはボタン1つ留め。
両脇にはフラップなしの大きなパッチ・ポケット
が付く。シルエットはゆったりとしていて、
生地は粗織りのツイード。1866年に登場し、
80年まで流行。
【八行】
◆バイスイング・ジャケット
スポーツ・ジャケットの一種。
背中の両肩脇にプリーツが入ったジャケット
のこと。
生地はツイード、フラノ、コットン、リネン
など多様。1920年代中頃から30年代に流行。
◆ハイバック・スタイル・オーバーオール
背部が高くカットされたオーバーオールで、
ファーマー用などに見られる。
◆パイピング
ジャケットの縁やポケット、衿ぐりなどに、
仕上げとして、また装飾として付けられる
細い折りたたみのこと。
布端をバイアス・テープで細くくるむことも
ある。
テープは幅15ミリから20ミリが一般的。
縁取り飾り、またはパイプド・エッジ、
バインディング・エッジとも言う。
紺地には白色、赤地には黄色など、
ジャケットと対照的な色彩のテープを施す
ことが多い。
ボーティング・ブレザーなどに見られる。
対語はプレーン・エッジ。
◆バー・タック
ポケットや袖口などに、補強用として入れる
ステッチ。
かんぬきともいう。色糸を使い、アクセントに
することもある。
リベットを使用しないワーク・パンツなどで
見られる。
◆ハード・ウォッシュド・ジーンズ
長時間に渡って製品洗いをかけたジーンズ。
新品の時から、着古したような感覚で着用
できるのが大きな特徴。1987年に登場。
◆バイブステム
スラックスのシルエットの型。
パイプの軸のように円筒形になった、
ストレートで全体に細身なシルエットのこと。
ストーブ・パイプともいう。
アイビー・スラックスのシルエットとして有名。
◆ハイ・ライザー
股上を深く取ったパンツの総称。
対語はロー・ライザー。
◆ハイ・ライズ
深い股上のこと。対語はロー・ライズ。
◆ハイライズド・ジーンズ
股上を深く取ったジーンズ。
1970年代後半から80年代にかけて流行。
対語はローライズド・ジーンズ。
◆バギー・ジーンズ
だぶだぶなほど幅広で、ゆったりとした
シルエットのジーンズ。
◆バギー・ショーツ
だぶだぶなほど幅広で、ゆったりとした
シルエットのショート・パンツ。
◆バギートップ
ペッグトップ・スラックス参照
◆バギー・パンツ
だぶだぶなほど幅広で、ゆったりとした
シルエットのスラックス。
バギー・スラックス、フル・パンツともいう。
1823年から24年と、1920年代半ばに流行し、
その後1970年代初めにも一時的に流行。
◆パジャマ・パンツ
パジャマのようにゆったりとした
シルエットの、ビーチ用スラックス。
ウエストは紐締め。ビーチ・パンツとも
いう。1920年にビーチ・ウェアとして流行。
◆パターンド・ブレザー
柄物ブレザーの総称。対語はソリッド・ブレザー。
◆ハッキング・ジャケット
スポーツ・ジャケットの一種。
シングル3つボタン、ノッチド・ラベル、
ハッキング・ポケット、深いセンター・ベントが
特徴のジャケットのこと。
胸ポケットはウェルト・ポケット、または
フラップ・ポケットで、脇には
チェンジ・ポケットが付くこともある。
フロント・カットは大きく、裾にはフレアー
を持たせ、丈は長め。
生地はツイードやフラノで
、ガン・クラブ・チェックやグレン・チェック
などの柄物が多い。
ハッキングは「普通乗馬」の意で、競技会などの
正式な場ではなく、普段の乗馬用に着用される。
◆ハッキング・ポケット
アングルド・ポケットの一種。後ろに下るように
急角度で付けたフラップ・ポケットのこと。
◆バック・バックルド・ストラップ
衣服の後部に付けるストラップの総称。
バック・ストラップ、尾錠ともいう。
アイビー・スラックスには不可欠なディテール。
◆バック・ベルト
ジャケットやコートの背部にのみ付けた、
半分だけの短いベルト。
背部のフレアーやギャザーを押さえたり、
装飾のために付けられる。
◆バック・ヨーク
ジーンズの尻周りをフィットさせるために
入れた、V字形の切り替えのこと。
ヒップ・ヨーク、ヨークド・バック、山はぎ
ともいう。
◆バック・ラベル
ジーンズの腰の右後ろに付けた、紙製または
革製のラベル。
カウボーイがベルトにナイフを差し込む際に、
ジーンズが切れないように、またナイフの刃を
鍛えるために縫い付けられたものとされている。
◆パッチ・アンド・フラップ・ポケット
パッチ・ポケットの上に雨蓋を重ねたポケット。
フラップ・アンド・パッチ・ポケット、
フラップド・パッチ・ポケットともいう。
トラディショナルなスポーツ・ジャケットや
ブレザーの脇ポケットに多用される。
◆パッチ・ポケット
衣服に切り込みを入れずに、外側から別布を
付けたポケット。アウト・ポケット、
セット・オン・ポケットともいう。
◆パッチワーク・ジーンズ
様々な生地を接ぎ合わせたパッチワーク・
クロスで作られたジーンズ、またはアクセント
として膝あてなど、カラフルな生地を随所に
付けたジーンズのこと。
◆バミューダ・ショーツ
ウォーク・ショーツの一種。細身のシルエットの、
膝上丈のパンツのこと。
アメリカでは俗にバミューダスともいう。
丈はウォーク・ショーツの中では最も長く、
50センチから55センチ前後。
これをバミューダ・レングスと呼ぶ。
生地は無地のコットン・ギャバジン、
シアサッカーなど多様。ウールを用いる
こともある。イギリス領バミューダ諸島で、
リゾート・ショーツとして愛用されたことから
こう呼ぶ。
◆パラトルーパーズ・オーバーオール
落下傘兵が着用するカバーオール、および
それにヒントを得たジャンプ・スーツのこと。
防水、耐風などの加工が施された、
パラトループ・クロスと呼ばれるナイロン生地
が用いられる。1970年代前半に流行。
◆ハリス・ツイード
スコットランドのハリス島周辺で作られる、
手織りで肉厚のツイード。銀白色のケンプが
混ざり、ざっくりと粗い手触りが特徴。
素朴な風合いのジャケットやコートに多用される。
◆バルーン・パンツ
ウェストからたっぷりとギャザーを取ることで、
ゆったりと風船のように膨らませ、裾口で
しぼったパンツ。
1970年代に一時的に流行し、80年代に再び流行した。
中近東の民族衣装にも同型のパンツが見られ、
ハーレム・パンツ、ターキッシュ・パンツともいう。
◆ハング
ニッカー・ボッカーズ特有の、膝下の垂れた部分
のこと。垂れ込めともいう。
◆パンタルーンズ
本来は脚に密着したタイトなスラックスを指す。
日本では、この言葉が取り入れられた1960年代末
から70年代初めにベル・ボトムのスラックスが流行
していたことから、特にベル・ボトム型を指す語
として広まった。
16世紀のイタリアの道化師、パンタローネが細長い
タイツをトレードマークにしていたことに由来。
◆パンタロン
丈の長いパンツを指す仏語。
日本ではパンタルーンズ同様、ベル・ボトムの
スラックスを指す語として広まった。
◆パンツ
ズボンを指す米語。長ズボンとしてのパンツは
パンタルーンズの、半ズボンとしてのパンツは
パンタレッソの略。
◆ハンティング・ジャケット
スポーツ・ジャケットの一種。狩猟用の
ジャケットの総称。狩猟方法や季節によって、
様々な形式がある。
◆ビア・ジャケット
カジュアル・ジャケットの一種で、
アイビー・リーグの名門校、プリンストン大学
の春夏用の学生服。
寸胴型、ライニングの付いていない一重仕立てで、
シングル3つボタン3つ掛けの白いジャケット。
パッチ・ポケットやスクエア・フロントが特徴。
生地はコットン・ドリルやデニムが一般的。
1930年代から40年代にかけてアメリカ東部で流行。
当時の学生がビール・パーティーで着たことに由来。
◆ピー・ビー・ジーンズ
パーマネント・プレス加工を施した生地で作られた、
洗濯後も折り目が消えないジーンズ。
◆ヒール・プロテクター
スラックスの裾口後部の内側に、靴擦れ防止の
ために当てる布、または革のこと。
◆ヒップ・ハンガー
極端に股上が浅く、腰に引っ掛けてはくパンツを
指す和製語。ローライザーともいう。正確には
ヒップ・ハガー。
◆ヒップ・ポケット
スラックスの後部のポケット。
尻ポケット、ピストル・ポケットともいう。
◆ヒドン・ポケット
服の縫い目やヨークなどを利用したポケットで、
一見ポケットがないように見える。
コンシールド・ポケット、隠しポケットともいう。
◆ファーストバック・ジーンズ
バック・ヨークにヒドン・ポケットを切り込んだ
ジーンズ。1970年代初めに登場。
◆ファイブ・ポケット・ジーンズ
5つのポケットを特徴とする、最も一般的な
ジーンズのデザイン。
5つとは、前脇の2つのエル・ポケット、2つの
ヒップ・ポケット、右脇ポケットの内部に付いた
1つのウォッチ・ポケットを指す。
◆ファッション・ジーンズ
流行性を加味したジーンズの総称。
レザーやスエード、プリント地など、生地に
ファッション性を持たせたものと、刺繍や
アップリケなど、デザインにファッション性を
持たせたものがある。
◆ファンシー・フラップ・ポケット
ファンシー・ブレザーに特有の、
変形フラップ・ポケットの総称。
角度を付けたアングルド・フラップ、
扇形になったスカラップド・フラップ、
封筒形のエンベロープ・フラップ、
ボタン留めのボタンド・フラップはこの一種。
◆ブイ・ループ
ベルト・ループの一種。V字形に縫い付けた
ベルト・ループのこと。
1970年代前半のファッション・ジーンズに
採用された。
◆ブーツカット・ジーンズ
裾がわずかに広がり、前から後ろにかけて
斜めにカットした裾口が特徴のジーンズ。
ブーツレッグ・ジーンズともいう。
ウエスタン・ブーツの流行から考案され、
1970年代半ばに流行。
◆フェーデッド・ジーンズ
インディゴ・ブルーの濃い藍色が、はき古し
洗いざらされて自然に色褪せたジーンズ、
およびそのように加工されたジーンズのこと。
フェイドアウト・ジーンズともいう。
◆フォー・パッチ・ポケット・ジーンズ
前後に2つずつ、4つのパッチ・ポケットが
付いたジーンズ。1970年代のベル・ボトム
・ジーンズに見られた。
◆フォーマル・ブレザー
カシミアや上質のフラノ、ベルベットや
シルクで仕立てられた、ドレスアップ用のブレザー
ピークド・カラーやノッチド・カラーが多い。
1980年頃に登場したショール・カラーのものは、
タキシード・ブレザーともいう。
◆フォールズ
スラックスの開閉部の古典的なデザイン。
前立てをボタン掛けにしたスタイルのこと。
1730年代から1840年代半ばまで流行。現在は
セーラー・パンツやコート・ブリーチズに
見られる程度となった。
◆フォール・ダウン
ブリーチズ用のフォールズを指す。スペアー
ともいう。
◆フォブ・ポケット
ウォッチ・ポケット参照。
◆フック・ベント
鍵形になったセンター・ベントのこと。
フックド・ベントともいう。モーニング・コート
やアイビー・ジャケットの代表的なディテールの
ひとつ。
◆ブッシュ・パンツ
ワーク・パンツの一種。ベルト・ループと
ひと続きになった大きな前ポケットと、
両腿に付いた大きなフラップ・アンド・ボタン
ダウン・ポケットが特徴のパンツ。
デニムやチノ・クロス、コーデュロイなど、
厚手で丈夫なコットン地で作られる。
◆フライ
上着やスラックスの留具を隠す前立てのこと。
比翼ともいう。留具のボタンを隠したものを
ボタン・フライ、留具のジッパーを隠した
ものをジッパ!・フライ、またはジップ・
フライという。
◆プラス・フォアーズ
ニッカー・ボッカーズの一種。
4インチ・ハングを特徴とした、ゆったりした
シルエットの半ズボン。
◆ブラス・ボタン
真鍮製のボタンの総称。
◆ブラック・ジーンズ
黒色のジーンズの総称。チノ・クロスやコットン
・ドリルで作られたものも含む。
◆フラット・ボタン
平らなボタンの総称。ブラス・ボタンにこの形が
多い。
◆フラップ・アンド・ボタンダウン・ポケット
フラップ・ポケットのフラップをボタン留めに
したもの。
◆フラップ・ポケット
ポケットロに雨蓋の付いたポケットの総称。
ジャケットやコートの脇ポケットに多用される。
◆フラノ
フランネルの一種。やや厚地でしっかりした
フランネルを指す日本の俗語。
スーツやジャケットに多用される。
◆フランネル
ウーレンの一種。軽く縮絨加工を施し、表面に
ケバがある。柔らかく軽い。肌着などに多用される。
◆ブリーチズ
細身のニッカー型半ズボンの総称。
丈は膝下が一般的。スポーツ用や作業用には
丈夫なコットンが使われ、シルエットはゆったり。
大礼服用にはシルクなどが使われ、シルエットは
タイト。フランスではキュロット、ドイツでは
ライトホーゼン、俗にブリークスともいう。
◆ブリーチド・ジーンズ
漂白剤を用いて白っぽく加工したブルー・ジーンズ。
ブリーチ・アウト・ジーンズともいう。
1970年代前半に流行。
◆ブリーツ
「襞」「折目」の意。
布地を立体的に装飾するため、または動き
やすくするために折りたたむこと、および
たたんでできた襞のこと。
折山が途中で消えるものをダーツ、折目が曖昧
なものをタック、また3本以上プリーツを寄せ
たものをギャザーという。
◆ブリーフ
体にフィットし、脚部分がない下着パンツ。
◆プリンス・オブ・ウェールズ
チェック柄の一種。
大きなグレン・チェックのこと。
プリンス・オブ・ウェールズ・プレード、
ウィンザー・プレードともいう。
イギリスのウィンザー公が好んだことが、
その名の由来。
◆ブルー・ジーンズ
インディゴで染めた藍色のデニムで作られた
パンツの総称。狭義にはクラシック・ジーンズ
のこと。
◆ブルー・デニム・タックス
インディゴで染めた藍色のデニムで仕立て
られたタキシード。
1974年から75年のファッド・ファッション
◆プルオン・パンツ
ウエストにゴムを入れた、簡単に履けるパンツ
の総称。
◆フルカット・パンツ
全体にゆったりとした裁ち方のスラックス。
1930年代半ばから50年代初めまで世界的に流行。
◆フルラインド・ブレザー
身頃から袖まで裏地が付いた、総裏仕立ての
ブレザーの総称。対語はアンラインド・ブレザー。
◆フレアード・ジーンズ
腿から裾にかけてフレアーを持たせた、
末広がりのジーンズの総称。
俗にラッパ型ジーンズともいう。
日本では1960年代後半から70年代半ばにかけて
流行し、当時はパンタロンとも呼ばれた。
◆フレアード・ボトム
スラックスのシルエットの型。裾が広がった
シルエットの総称。
◆ブレイデッド・ジーンズ
サイド・シームに沿ってシルクのテープや
チロリアン・テープを縫い付けて、アクセント
にしたジーンズ。
◆フレイド・ボトム
ジーンズを短く切ったり、裾のステッチを解いて、
房状にほつれさせた裾口のこと。
フレイド・ヘム、フリンジド・ボトムともいう。
◆ブレーク
スラックスの裾にできるたるみのこと。
◆プレー・ショーツ
競技用、運動用のショート・パンツの総称。
◆プレーン・エッジ
ステッチも縁取り飾りも施していない、
衿やポケットなどの縁のこと。
フォーマル・ブレザーに用いられる。
対語はステッチド・エッジ、パイプド・エッジ。
◆プレーン・バック
後部にヨークもポケットも付いていない
バック・スタイルのこと。ヨークレス・バック
ともいう。
◆プレーン・フロント
プリーツが入っていないスラックスのウエスト
のこと。俗にノー・タツクともいう。
◆ブレザー
テーラード型のカジュアルなジャケットの総称。
両脇にパッチ・ポケットが付き、メタル・ボタン
を用いるのが一般的。
左胸にポケットやエンブレムが付くこともある。
生地やティテールによっては、ドレッシーにも、
ビジネスにも着用される。
◆ブレザー・スーツ
ブレザーに、共地のスラックスを合わせたスーツ。
フォーマル・ウェアのひとつ。
◆ブレザー・ボタン
ブレザー用のボタン。通常は大3個、袖口用の
小4個セットで扱われる。
素材はギルト、ブラス、シルバー、七宝焼き
などが使われ、クラブ章や校章などを彫り込む
事が多い
◆ブレスト・パンツ
折り目を付けたパンツの総称。
中央に折り目を付けたパンツを、
センター・ブレスト・パンツという。
◆フロンティア・ポケット
ウェスタン・ポケット参照。
◆フロント・オープニング
スラックスの前開きの総称。
◆フロント・カット
ジャケットの前裾のカットの総称。
◆ペダル・ブッシャーズ
七分丈パンツの一種。スリムに見えるが、
動きやすくゆとりを取ったパンツのこと。
1940年代にサイクリング用として登場し、
50年代に広まった。
◆ベッグトップ・スラックス
腰周りをゆったりと取り、膝から徐々に
先細りしたハイ・ライズのスラックス。
ペッグトップ・トラウザーズ、日本では
バギートップ、また俗にマンボ・ズボン
とも言う。
1857年にイギリスで登場し、65年まで流行。
1892年にアメリカに渡り、20世紀初めに
一般化した。その後も何度となく流行している。
◆ペッグレッグド・パンツ
全体にゆったりした先細りのスラックス。
◆ヘリンボーン
V字形の織り目を連続させた織り模様、
およびその綾織物。
柄がニシンの骨に見えることからこう呼ぶ。
杉綾ともいう。
◆ヘリンボーン・ジャケット
ヘリンボーンで仕立てられたジャケットの総称。
ハリス・ツイードのヘリンボーンを用いることが
多い。スポーツ・ジャケットの基本ともいえる。
◆ベルト・ループ
ベルト通し穴のこと。
◆ベルトレス・スラックス
ベルトを使わずにはくスラックスの総称。
エクステンション・ウェストハンドが付き、
脇にアジャスト・タブが付くことが多い。
◆ベル・ボトム
フレアード・ボトムの一種。腿から膝上は
タイトにフィットし、膝下から裾にかけて
極端に末広がりのシルエットのこと。
ベルの形に似ていることからこう呼ぶ。
セーラー・ボトム、エレファント・ボトム、
ライノー・レッグとも言う。
日本ではベル・ボトム・パンツが1960年代後半
から70年代にかけて、パンタロン、および
ラッパズボンの名で流行した。
◆ベローズ・ポケット
アコーディオン・ポケット参照。
◆ベント
上着の背中、または両脇の裾に入れた
割れ目や切り込みのこと。
乗馬がしやすいという機能性から生まれた
ため、馬乗りともいう。
切り込みが1つならベント、複数ならベンツ
と呼ぶ。なお、単に細長く切っただけで持ち
出しの重なりがないものはスリットという。
◆縫製リベット
バー・タックの一種。リベットが打って
あった場所に、X字に縫製を施すこと。
◆ボーイ・ショーツ
ボーイ・スカウトが着用するウォーク・ショーツ。
丈はウォーク・ショーツの中では最も短く、
股下3センチから5センチ前後。ショート・ショーツ、
ミニ・ショーツ、ホット・パンツともいう。
1970年代に流行。
◆ボーティング・ブレザー
深紅、または紺色のフラノで仕立てられ、
幅広の白い布テープでパイピングが施されて
いるブレザー。
1890年代後半から、ボート・レース観戦時に
着用されている。レガッタ・ブレザーを指す
こともある。
◆ホール・フォールズ
スラックスの前部に大きなフラップが付き、
脇にボタンを並べた、両脇から開閉する
前開きのこと。
セーラー・パンツなどに見られる。
フォール・ダウンを指すこともある。
◆ボクサー・ショーツ
ボクシング選手が着用する、伸縮する
ウエストバンドが付いたトランクス型の
ショート・パンツ。ボクサー・パンツとも
いう。
本来は生地に伸縮性はなく、全体にゆったりと
しているが、近年は伸縮性のある生地を使い、
体にフィットするものもある。
◆ポケット・ステッチ
ジーンズのヒップ・ポケットに施された
ステッチ。本来は裏地の補強用に施されたもの
だが、現在では様々な形に施され、各メーカーの
トレードマークともなっている。
◆ボタンスルー・フライ
スラックス、特にジーンズの前立ての一種。
打ち抜きボタン式、つまり表側にボタンが
見えるボタン・フライのこと。
1970年代前半のファッション・ジーンズに
採用された。
◆ボタンナップド・レッグ
裾から脛あたりまでボタン留めした、
ファッション・ジーンズに見られるデザイン
のひとつ。
◆ボタン・フライ
隠しボタン式の前立て、およびそれを採用
したジーンズのこと。ボタンはアルミなど、
金属製が一般的。クラシックなジーンズに
見られる。
◆ホビー・ジーンズ
ウェストが紐締め、またはゴム締めの
コットン・パンツ。生地はコットン・ギャバジン、
ポプリンが多い。
◆ホリゾンタル・ポケット
水平切り、横切りのポケット。
クロス・ポケットともいう。玉縁ポケットが
一般的だが、ウェルト・ポケットもある。
1970年代前半のファッション・ジーンズに
採用された。
◆ホワイト・ジーンズ
白色、およびオフ・ホワイトのジーンズの総称。
アメリカでは俗にホウィート・ジーンズという。
◆ホワイト・フランネルズ
白色のフラノを使ったスラックスを指す米語。
正確にはホワイト・フラネルズ。
◆本開き
ジャケットの袖口のボタンホールを、
ステッチだけではなく本当に開けたもの。
【マ行】
◆見返し
袖口や衿ぐり、衣服の前部などの裏側になる部分
に使われる布地のこと。一般に表地と同じ布地を使う。
◆身頃
上着の間の部分の総称。前側を前身頃。後ろ側を
後ろ身頃という。
◆ミド・ライザー
股上が浅くも深くもないパンツの総称。
◆メカニシャン・オーバーオール
機械工や自動車修理工が着るカバーオール。
衿付きで長袖、工具を入れるための大小様々な
ポケットが随所に付いている。
◆メタル・ボタン
金属製ボタンの総称。
ゴールド、シルバー、メッキ、ブラス、ブロンズ、
カッパー、ピューター、アルミなど、各種金属が
含まれる。
◆マドラス
インドのマドラス地方原産の先染めコットンの
平織物。節糸や、草木染めによるにじみが特徴。
柄はチェックやストライプがあり、素朴な雰囲気の
シャツやジャケット、パンツなど、幅広く用いられる。
◆マドラス・ブレザー
マドラス・チェックで仕立てられた盛夏用のブレザー。
1960年代前半に流行し、70年代後半から再び注目された。
◆マンポ・ズボン
ペッグトップ・スラックス参照。
◆モスキートス
ゲイター・パンタルーンズ参照。
◆モッズ・タイプ・ブレザー
打ち合わせの浅いダブル6つボタン3つ掛けの、
丈が長いブレザー。
カーナビー・ブレザー、チェルシー・ブレザー
ともいう。シルエットはリージェンシー・ブレザー
とほぼ同じ。
衿はノッチド・ラペルかショール・カラー。
生地はビロード地をはじめ、派手な色や柄が多い。
1964年から66年にかけて流行。
【ヤ行】
◆ユーズド・ジーンズ
中古のジーンズ。セコンドハンド・ジーンズ、
また日本では俗にセコハン・ジーンズともいう。
◆ユーロ・ジーンズ
ヨーロッパ製のジーンズの総称。
特にフランスやイタリアのものが中心で、
全般にシルエットやディテールが洗練されて
いる。1980年代後半に登場。
◆ヨーク
ジャケットの肩や背中、パンツの腰など、
あらゆるところに施される切り替えのこと。
衣服を体の曲線にフィットさせるための
機能的なデザインだが、装飾としても用い
られる。直線的、アーチ形、V字形など形は
多様。
切り替え部分にステッチを施したり、タックや
ギャザーを入れることも多い。
【ラ行】
◆ラージャ・ジャケット
ラージャはインドの王侯貴族のことで、
彼らが着る豪華なシルク・ジャケット、
およびそれにヒントを得た丈の長い
スタンド・カラーのジャケットのこと。
全体にタイトなシルエットで、裾には
フレアーを持たせている。1960年代の
ファッド・ファッション。
◆ライズ
股上のこと。
◆ライディング・ブリーチズ
乗馬用の半ズポン。腰周りはゆったりと
して、膝下で聞にフィットさせている。
色は白が正式。生地はコットン・ギャバジン
かコーデュロイが多い。
◆ライニング
裏地のこと。表地の補強や、透け防止、
保温、また衣服の滑りを良くする機能が
ある。表地と対照的な色の生地を使い、
アクセントにすることもある。
◆ライン
衣服の全体、あるいは部分の型や輪郭、
線のこと。
◆ラインストーンズ・ジーンズ
コスチューム・ジーンズの一種。模造宝石を
ちりばめたジーンズのこと。
ジュエルド・ジーンズともいう。
1970年代初めのロンドンで流行したグラム・
ファッションのひとつ。
◆ラウンジ・ジャケット
背広型ジャケットの総称。
ラウンジング・ジャケット、
ウェスト・コート、またアメリカでは
サック・コートともいう。
1850年頃にイギリスで流行し、現在の背広の
原型となった。
◆ラットキャッチャー
乗馬、散歩、狩猟などで着用される
カジュアル・ジャケット。
◆リージェンシー・ブレザー
打ち合わせの浅いダブル6つボタン3っ掛け
のブレザー。
シルエットは全体に細身で、ウェスト・ライン
から裾にかけてフレアーを持たせている。
1963年秋にピエール・カルダンが紹介し、
カルダン・ブレザー、カルダン型ともいう。
◆リーバイス501
リーバイスの代表的ジーンズで、ジーンズの
代名詞ともいえるファイブ・ポケット・ジーンズ
のこと。
ヒップにゆるみがある独特なシルエットの
ストレート・ジーンズで、オレンジ色のステッチや
ボタン・フライなど、ディテールにも様々な特徴
がある。ジップ・フライのものは502。
◆リサイクルド・ジーンズ
古くなった数本のジーンズの様々な部分を
寄せ集め、1本にしたジーンズ。
リソウン・ジーンズ、スクラップ・ジーンズ、
またはフランケンシュタイン・ジーンズともいう。
1974年のファッド・ファッション。
◆リゾート・ブレザー
避暑地、避寒地で着るブレザーの総称。
ネイビーやグリーンの無地フラノ、リネン、
テリー・クロスのほか、プリント地など、
生地や価柄は多種多様。
◆リネン・ニッカー
麻で作られた盛夏用バギー・ニッカー。
特に生麻色のものを指す。1930年代後半に流行。
◆リネン・ブレザー
麻で仕立てられたブレザーの総称。
◆リベッティング
ポケットロを補強するためのリベットの打ち
込みのこと。リーバイスが考案した、クラシック
・ジーンズには不可々なデザインのひとつ。
◆リベット
補強のために、かんぬき代わりに打たれる
金属製の鋲。
装飾として打ち込むこともある。ジーンズの
ポケットロの角などに見られる。
◆レイルローダー・オーバーオール
細畝入りデニムで作られたオーバーオール。
1970年代前半に流行。2本の縦線が1組となって
配列されたストライプ柄が使われることが多い。
このストライプ柄は線路に見えることから、
レイルローダー・ストライプと呼ばれ、これが
使われていること、およびヨーロッパの線路工夫
が着た作業着にヒントを得たことに由来。
◆レイルロード・トラウザーズ
パターンド・スラックスの一種。
2本の縦線が1組となって配列されたストライプ柄、
つまりレイルローダー・ストライプが特徴。
1837年に登場し、1850年代まで流行した。
◆レーダーホーゼン
チロル地方の民族衣装で、刺繍入りのサスペンダー
を付けた革製の半ズボン。
◆レガッタ・ブレザー
紺色のフラノかサージ、またはストライプ柄の
フラノで仕立てられた、打ち合わせの深い
ダブル6つボタン3つ掛けのアンラインド・ブレザー。
ボート・レース観戦時に着用され、ボーティング
・ブレザーともいう。
浅いサイド・ベンツと、胸と脇にフラップなしの
パッチ・ポケットが付いている。
いわゆるディー・ビー・アイビーの基本型。
◆レジメンタル・ブレザー
レジメンタルは「連隊」の意で、イギリス陸海軍の
駐屯地における略式のダブル・ブレザーのこと。
生地は青色のフラノ。袖口のボタンの数とポケットの
エンブレムで、どの連隊に属するか区別されていた。
後にこのブレザーを採用したアメリカ軍では、
黒色のフラノも使われた。
◆レッド・タグ
ジーンズに付けられた赤色の小さなタグ。
パンツの右ヒップ・ポケット上部の左端や、
ジャケットの左胸ポケットの右端などに付けられる。
1936年にリーバイスが、他ブランドと区別を図る
ために採用。
◆ロードワーカー・オーバーオール
道路工事人が着用するオーバーオール。
シャツ・トップのものと、ビブ・フロントのもの、
サスペンダード・タイプのものがある。
◆ロー・ライザー
股上を浅く取ったパンツの総称。
日本ではヒップ・ハンガーともいう。
対語はハイ・ライザー。
◆ロー・ライズ
浅い股上のこと。対語はハイ・ライズ。
◆ロールアップ
シャツの袖口やパンツの裾口を巻き上げること。
または、その折り返しのこと。
温度変化に対応するため、丈を調節するため
以外にも、軽快な印象を与えるために
ファッションとして折り返すこともある。
【ワ行】
◆ワーク・ジーンズ
作業用ジーンズの総称。
ジーンズはもともと作業用だったため、
ファッション・ジーンズに対して、本格的な
ブルー・ジーンズを指すことが多い。
◆ワーク・パンツ
作業用パンツの総称。
動きやすいルーズなシルエットで、工具を
入れるスパナ・ポケットなど、随所にたくさん
のポケットが付いている。
工具を掛けるハンマー・ストラップが付いた
ものもある。生地は丈夫なデニムやチノ・クロス
が多い。
◆ワックス・ポケット
サーフ・パンツに付けられた、
サーフ・ボード用のワックスを入れるための
小さなポケット。